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今日は 2022年6月24日です。
注目の業界ニュース
【サウナで汗→琵琶湖に直行 「日本最大最古の水風呂」に愛好者150人集結】
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cda619a22b60fe0ae24a6d3749ef269fc0a82fe
「サウナ×地方創生」のニュースです。水風呂(琵琶湖)だけでなく、ストーンからロウリュ時に使用するお茶まで、様々な角度から地域性を表現していますね。
格好良さの伝播
こんにちは。ハラダです。
弊社は基本的にリモートワーク体制をとっていることもあり、社会人になってからは家から車で通える範囲の温浴施設へ行くことが多いです。
中でも「湯楽の里」さんは5分ほどで着いてしまうので、大変お世話になっております。
ここ数ヶ月間、月に10回ほどのハイペースで「湯楽の里」さんへ訪れる中で気づいた変化があります。
それは、「利用客の温浴マナーが明らかに向上している」ということ。
「自分以外の利用客に対する気遣いが増加している」と言い換えても良いかもしれません。
そして、このことを確信する出来事がありました。
つい先日、熱湯から上がって露天のイスで涼んでいたときのことです。
隣りで休憩していたジェイソン・ステイサム似のいかついお兄さんが、席を離れる際に近くの蛇口からお湯を持ってきて、水がはねないように丁寧に椅子を流していました。
周りの人に水が掛からないようにという配慮を感じましたが、以前ではあまり見かけることのないシーンでしたので「おぉ」と勝手に感心してしまいました。
さらに驚かされたのは、空になった桶にもう一度お湯を満タンにためてから立ち去ったことです。
これも「次に椅子へ水を流す人が少しでも楽できるように」という心遣いだと思いますが、「カッコイイ人だなぁ」と感動しました。
その場で感動していたのは私だけではありませんでした。
休憩スペースには私の他に5人いましたが、おそらく全員が同じく「カッコいい〜」と感じていたと思います。
その証拠に、5人全員が「空になった桶にお湯をためてから 」去っていきました。
まさに、「心遣いの伝播」を目の当たりにしました。
日刊アクトパスニュース1674号『黙浴の先に』で、
「不特定多数が裸になって一緒に入浴する場では、お互いに高度な公衆マナーを会得していないと、混乱や衝突が避けられません。」
と記述があります。
SNSで「ホームサウナにマナーが最悪な客がいたから怒った!」という呟きを見かけた際に、この文章を思い出しました。マナーとルールが混ざってしまっている人が増えている危機感を感じたからです。
「破ったらいけない他者と共有するべき事柄」がルールですが、新型ウイルスとサウナブームが同時に広まったことで、それまでなんとなくマナーとして理解されていたものがルールに変化し、それを利用者がどんどん厳罰化してしまっているように感じています。
もちろん他者と共有するべきルールは最低限必要です。しかし、なんでもかんでもルールにしてしまうと…
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