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実録・温浴事業再生の現場から(6)
【あきらめたらそこで試合終了ですよ】
後に退職した2019年当時の支配人とのやりとりの中で、印象に残っていることがあります。
その頃、当該施設は毎週火曜日が定休日で、営業時間は11:00~20:30となっていました。通常の温浴施設と比べるとかなり短縮営業です。
「毎週休館日が必要なのはメンテナンスの問題でしょうか?それに営業時間が短いことで朝晩の集客チャンスを逃していませんか?」
と質問したところ、ぶっきらぼうに返ってきた回答は
「開けていてもどうせ赤字だから。」
それは確かにその通りで、収入<支出の状態では、営業すればするだけ赤字になります。営業時間を短縮すれば、その分の人件費や水光熱費は削減することができますから、トータルの赤字額を少し小さくすることができる計算です。
しかし、その考え方では、何の解決にもなりません。極論を言うと店を閉めてしまえば出ていくお金は借入の返済と固定的な不動産コストくらいになり、最小限にすることができるので、一日も早く廃業した方が良いと言っているのと同じこと。
つまり「開けていても赤字」という言葉は、施設の存在意義の否定であり、自分たちの仕事そのものの放棄でしかないのです。
では支配人は施設を潰そうとしていたのか?というと…
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注目の業界ニュース
【生活者が期待するデジタル化の分野は?】
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電通総研の調査によると、生活者が特に期待するデジタル化分野は「行政サービス」「住民サービス」「健康・医療」の順で、女性や高齢者層は健康や福祉、防災に対する期待が高い傾向です。
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