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【民事再生から経営再建、業務用マッサージチェア大手日本メディック】
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一般用と業務用の違い、マッサージチェアのビジネスモデル、そして「マッサージチェアのこれから」を学べます。マッサージチェア界も進化を続けています。

アロマ格差

「ちょっと聞いてください!」

親しくしている美容業界の女性社長から連絡がありました。

聞けば、遠くまでバーベキューに行った帰りに渋滞にはまって身動きが取れなくなり、付近の温浴施設を探してお子さんと一緒に3時間ほど過ごしたとのこと。

全く前情報もなく行った施設だったにも関わらず、温泉もサウナも館内着の着心地も良く、休憩所も広くて漫画も豊富、親子で楽しく過ごせるほぼパーフェクトな施設だったそうです。

ただ、ひとつだけ残念すぎることがあったと。

これが「聞いてください!」と言ってこられたことなのですが、それが何かというと「アロマ」のことだったのです。

その施設では定期的にアロマを使ったロウリュサービスを行なっていたそうなのですが、たまたまロウリュ終了後にサウナ室に入った際、室内に残った合成香料の香りが強すぎて気分が悪くなり、次の回のロウリュの際は「あんなのを嗅がされてはたまらない!」と、始まる前に出てきたそうです。

ちなみに、入浴剤などに使われる香料は当然合成のものが多いと思いますが、それは浸かるだけなのでOK、蒸気として肺に入ってくるのが耐えられないとのことでした。

この方はもう30年近くサウナに通っているという元祖サウナー、熱いサウナもロウリュも大大大好きな方です。

そんな方が、あんなにいい施設なのに、あんな香りを使っているなんてもったいない! もっといいのを使った方がいい!と私に訴えてこられたのでした。(私に言われても困るのですが…汗)

確かに、施設によるアロマ格差(?)は広がっているように思います。

サウナサン(長崎県)やThe Sauna(長野県)のように、スタッフさん自らが育てたハーブなどを蒸留した素晴らしい香りを使われている施設もあれば、明らかな合成香料のところもあります。

サウナサンの松村さんが蒸留されたというネロリの香りを嗅いだ時は素晴らしすぎて気絶しそうでした。
(下世話で恐縮ですが、稀少なネロリの精油は1滴数千円するものもあります)

かたや、ロウリュの館内掲示にある香りの紹介を見て、「天然のアロマにこんなものはありませんよ?」と指摘しても、きょとんとしている支配人もいらっしゃいます。

冒頭の社長のように、自然の香りに親しんでいる人には、そうでない香りを嗅ぐのは苦痛になってしまうのです。

「アロマ」という言葉は、一般的に「香り」という意味で、ワインやコーヒーなどにも使われます。

ですから、合成の香料であっても「アロマ」であることは間違いありません。

しかし…

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