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今日は 2022年3月16日です。
教科書に書いてあることだけじゃ分からない(3)
3ヶ月間の短期集中講座のつもりでスタートしたサウナ開業塾第1期。まだlesson3を終えた折り返し地点ですが、この期間中にもマーケットは激しく動いており、驚くような出来事が次々と勃発、時代の変化のスピードにはただただ驚くばかりです。
「個室サウナはいずれ競合激化で稼働率低下→価格競争となり今のレベルの料金設定は保てない。そうなっても耐えられるプランにしなければならない」と言ってきたのは、1年くらい先を見越した発言のつもりだったのですが、都心で新規開業したばかりの個室サウナがすでに予約が埋まらない状況を迎えています。早過ぎる…。
また、 PSEマーク(特定電気用品安全法)のない違法改造の個人輸入サウナストーブがオークションサイトに大量に出回っているそうです。表面的な安さに釣られ、リスクを認識していない人たちが使ってしまうわけですから、いつ重大事故が起きてもおかしくない状況になりつつあります。事故が起きて、「過熱するサウナブームを背景に…」などとメディアから悪者扱いされる日が近いのかも知れません…。
さらに、加熱したサウナストーンの石が爆ぜる問題を書いたのはつい2日前のことですが、3月1日にファイヤーサイド社の輸入セラミック製サウナストーン「ケルケス」のリコール(自主回収・交換)が発生していたことを今朝知りました。石積みの内側にセラミックストーンを使い、香花石で囲うような使い方ならほとんど問題はないはずなのですが、やはり昨今はテントサウナのストーブの上に薄く平積みするような使い方をする人が多いから危険、ということなのでしょうか。事故が起きないことを祈るほかありません…。
こんな調子ですから、この先もいつ何が起きるのか分かりません。細かいことまで心配し出したらキリがないのですが、人命に関わる重大事故につながるようなリスクはしっかり把握して、危険防止に努める必要があります。
マニアックでハイレベルな質疑が飛び交うサウナ開業塾ですが、先日の質疑時間にサウナ室の防火区画や可燃物の設置についての質問がありました。
簡単に言うと、サウナ室は火気がある部屋で内装に木が使われているのですから、普通に考えて燃えるリスクは大ありなのです。火災になりがちな場所ということを前提に、万が一火災になってもサウナ室の外にまで火が燃え広がらないように区画すべし、というのが防火区画です。
それを前提に…
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