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今日は 2022年1月29日です。
すごい仕事
浴室で人が倒れている、と他のお客様から知らされたスタッフは、現場に行って確かに倒れている人がいるのを確認。
その次にどう行動するでしょうか。
倒れている人に近づき、様子を観察。
意識はあるのか、会話できるか、嘔吐、顔色、呼吸、脈拍、体温、外傷、出血、痙攣…それらの情報から次のアクションである、動かしても大丈夫か、担架が必要か、応急処置が必要か、救急車を呼ぶべきか…これらの判断を第一報から数十秒の間に行うことができるでしょうか。
それとも、倒れている人を見つけたところで踵をかえして「支配人!お客さまが倒れています!」と責任者を呼びに行くのでしょうか。
その場でスタッフがすぐ対処するのと、呼ばれた責任者が駆け付けて観察から次の判断をするまでには、少なくとも1〜2分の違いがあるでしょう。重要なのは初動です。観察力と判断力。
もし心肺停止などの重篤な状態だったら、その1〜2分の差が倒れたお客さまの生命を左右することになるかも知れません。
温浴施設はお客さまの命を預かる仕事。このことを現場がよく理解し、プロとしての自信と誇りを持って仕事をしているのか、それとも、できるだけトラブルの場に遭遇したくないと伏し目がちに仕事をして、何かトラブルが起きてもオロオロとうろたえるばかりなのか。
前者と後者には大きな差があることが分かると思います。
その差がつくのは採用時や日頃からの教育訓練です。もっと掘り下げれば、そもそも経営者や責任者が教育の重大性を認識しているのかということに辿り着きます。
レジオネラ菌対策や清掃のことばかりでなく、お客さまのあらゆる安全安心のために万全の対策を講じるということが温浴施設運営の基本中の基本であり、そこに不備を残したままで顧客満足や販売促進を追求しても意味がないのです。
逆に考えると…
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