前回(2026年5月25日配信)の記事では、日本、フィンランド、ドイツという世界の温浴3大潮流についてお話ししました。今回は、日本がなぜ「世界一の温浴大国」と言えるのか、その理由を定量的データと歴史的背景から客観的に比較してみたいと思います。
まず、定量的なデータから見てみましょう。日本の公衆浴場(銭湯)やスーパー銭湯、日帰り温泉、サウナ施設などを合わせた温浴施設の総数は、現在国内に約2万軒が存在すると言われています。
これに加えて、日本の強みは「家庭風呂の普及率」にあります。日本の一般家庭における風呂の普及率は95%を超えており、さらにその湯船に「毎日浸かる」という人の割合は半数以上に達します(季節、年代、地域性等で変動あり)。
一方で、サウナ大国フィンランドを見てみると、人口約550万人に対してサウナの数は約300万室と、人口比の密度では世界一です。
しかし、その大半は家庭用やプライベートなものであり、不特定多数が日常的に利用する「商業的な大衆温浴ビジネス」の規模や多様性という点では…
+ 過去の厳選記事10本を追加プレゼント
※終了済みの企画も含まれます。詳細はリンク先をご確認ください。
業界関連トピック
【スパ ラクーア、6月から「ナイト料金」導入】
https://www.laqua.jp/topics/list/nightly_rate/
東京ドームシティの「スパ ラクーア」が、6月1日より「ナイト料金」をスタート。19時以降のチェックインで入館料が1,000円オフ。温浴施設における「夜の価格設定」は、これまで深夜割増方向に動きがちでしたが、逆に19時以降を割安にすることで平日含めた夜の稼働率を上げる発想です。イベント終わりや仕事帰り需要の取り込みを狙う施策として、稼働率に余裕のある他施設でも検討の余地がありそうです。






