サウナ施設のテーブルに置かれたビールやソフトドリンクやおつまみなどが記載されているお品書きのメニュー表です。

先日、千葉に住む友人に会うついでに、久しぶりにある施設へ足を運びました。

「サウナきさらづ つぼや」さんです。

私自身、普段は車をほとんど運転しないため、訪れるのは数年ぶりでした。

学生時代、過酷なアルバイトの帰りにボロボロになってたどり着いた私を、店主の温かいホスピタリティで救っていただいた、非常に思い入れの深いお店です。
※当時の感動エピソードはこちらより
https://note.com/mabospa/n/n0836a5380fc1

変わらず素晴らしい120℃のサウナと地下水風呂を堪能した後、休憩室で私の目を引いたのは、テーブルに置かれた3枚のお品書きでした。

見ると、そのうちの2枚は近隣店舗からの出前メニューです。

1枚は「一幸」さんの特選握り(2,980円)や海鮮丼、もう1枚は「かつしげ」さんのとんかつや定食がズラリと並んでいます。

本格的なお寿司からガッツリ系の揚げ物まで、その充実ぶりは立派なレストラン顔負けです。

そして最後の1枚が、つぼやさんの店内メニュー。

こちらはビールや健康ドリンクなどが並ぶドリンクメインの構成ですが、おつまみコーナーには乾き物や缶詰、そして「ゆで卵(100円)」。ご飯ものの端には「各種カップ麺・焼きそば(360円〜)」と書かれています。

2,980円の本格出前寿司と、360円のカップ焼きそば。

この痛快なまでの振れ幅に、私は厨房を持たない小規模施設ならではの、逞しい工夫を見た気がしました。

もちろん、収益や客単価の向上を考えれば、しっかりとした厨房を作り、自社直営やテナントで飲食を提供できるのがベストです。

一方で、小規模でも温浴施設を作りたいという方は、「お客様に最高の温浴体験を」という情熱から、限られたスペースや予算のほとんどを浴室やサウナに全振りしてしまうケースが少なくありません。その純粋なお気持ちはよく分かります。

しかし、いざオープンして「やはり客単価を上げるために飲食売上も作りたい」と思っても…


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【人手不足の真因は?観光業の構造的課題】
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40343?layout=b
観光業の人手不足は「低賃金による魅力不足」が本質だと指摘する記事。2025年のインバウンド消費額約9.5兆円と市場拡大が見込まれる中、薄利多売を脱却して人件費へ投資する経営転換が求められているとのこと。
温浴施設においても、人件費をコストではなく投資と捉え、客単価の適正化でスタッフへ還元していく考え方が、人材定着に向けたヒントになりそうです。

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