熱岩石

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先駆者は儲かるのだろうか(3)

 2013年、運搬式蒸気発生器『熱岩石』の発売開始とともに注文が殺到し、アクトパスの自社ビルが建つかも…という捕らぬ狸の皮算用だったのですが、マスコミに取り上げられ、展示会に出展したりしても、期待していたような市場の反応は起こりませんでした。

蓄熱量や安全性、耐久性などを追求した結果、思っていたよりも製造コストがかかってしまい、最終的な価格が上がるのを抑えきれなかったことが最大の問題だったと考えています。

それでもポツリポツリと購入やレンタルの注文が入り、開発にかかった手間賃くらいは回収できたでしょうか。

振り返ってみれば、弊社はイノベーターとして新たなBtoB市場の創造にチャレンジしたのですが、メーカーの立場で製品の普及に成功するには至らず…というところです。

しかし、熱岩石の登場は、結果的にロウリュの可能性拡大につながったと思っています。

前回の記事で、
──ロウリュをすることで一体どれだけお客様が喜んでくれるのか、それが業績向上にどれほど貢献するのかが想像できない段階では、大きな費用をかけてまでロウリュ仕様のサウナ室に変更しようと判断する施設はほとんどなかったのです。──
と書きましたが、熱岩石の購入やレンタルをして、自店サウナ室でのロウリュイベントを実体験した施設は、ロウリュを導入する費用対効果がイメージできるようになったのです。

初期段階での熱岩石導入店舗の名前を挙げてみると、横浜の満天の湯、熊本の湯らっくす、奈良健康ランド、各地の湯楽の里、大宮のおふろcafe utatane、宇都宮ベルさくらの湯、富山の天然温泉海王、焼津の笑福の湯…といったそうそうたる顔ぶれですが、これらの施設はその後サウナファンの間でよく知られるようになって行きました。

ほとんどの施設では熱岩石を購入したりレンタルで体験した後に…

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