先日、親族の集まりで、とある和食レストランを訪れる機会がありました。普段味わうことのない本格的な和食のコース料理は、旬の食材を活かした繊細な味付けで、集まった一同、穏やかで満ち足りた時間を過ごしました。
しかし、この会食において、私が料理の味以上に深く感動させられたのは、給仕をしてくれた一人の女性従業員による、極めて細やかな気遣いでした。
私は中学生の息子と横並びに座っていました。二人とも左利きです。会食中は、ごく自然な動作で箸や食器を使っていましたが、一品目の皿を下げる時、給仕の女性が「二人が左利きである」ことに気づいたのです。以降、彼女は私と息子の膳に料理を運ぶ際、器やスプーンの並びを、左利き仕様の配置へ変えて提供し続けてくれました。
私は以前のメルマガで、ビュッフェサービスにおける左利きへの配慮について書いたことがありました。その配慮がたとえ小さなものであっても「気が利いている」と感じる、という内容でしたが、今回の和食レストランで受けたような、極めて個人的な気遣いは、私にとって初めての経験でした。
彼女の対応は、私たち親子にしかわからない、ごく小さな変化であり、その場にいた他の誰にも分からなかったと思います。しかし、この「気づき」と、それに続く「対応」は、食事の快適さにつながり、大きな感動を伴いました。料理の美味しさもさることながら、このおもてなしのレベルの高さに、心から感銘を受けたのです。
ここで特筆すべきは…
注目の業界ニュース
【インバウンド好調の陰で進む日本人の「国内旅行離れ」と宿泊減少】
https://news.allabout.co.jp/articles/o/104271/#google_vignette
2025年10月の訪日外国人数は389万人を超え好調に推移する一方、日本人の国内宿泊者数は同年1月から前年割れが続いています。インバウンド需要によるホテル価格の高騰や観光地の混雑、実質賃金の停滞が背景にあるとのこと。
こうした宿泊費の高騰を理由に旅行を躊躇する日本人層に対して、手軽なリフレッシュ手段としての日帰り温浴や、ホテルと比べて比較的安価な温浴施設での宿泊を改めて訴求するチャンスと言えるでしょう。




![ヨーロッパサウナ紀行(17) ロウリュの世界史[1]](https://aqutpas.co.jp/wp-content/uploads/2023/07/LINE_ALBUM_2023611_230618_170-1024x768.jpg)


