株式会社アクトパス|温浴施設・温泉・サウナ事業の専門コンサルティング・プロデュース

温浴施設・温泉・サウナビジネスをトータルサポートするコンサルティング会社。アクトパスは温浴の普及と発展が社会の幸福につながると信じて、これからも温浴ビジネスの発展に尽くしてまいります。

「安全衛生」の記事一覧

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社内熱波師の育成

先先日のサウナ開業塾で、熱波師育成について少しお話ししたのですが、この件を短い言葉でお伝えするのは難しかったので、この場を借りて補完しておきます。 まず、なぜ自社スタッフを熱波師に育成しなければならないか。 ロウリュをすることによる、サウナの満足度アップの効果は絶大です。 しかし、自店のお客さまをサウナファンにして、リピーターになってもらうためには、単発のイベントだけでは大きな効果は期待できません。 継続的に高頻度に開催し、その施設に行けば確実にロウリュを楽しめるという状態にするためには、外部から熱波師を招聘しているだけでは不可能ですので、社内に複数の熱波師を育成しなければならないのです。 熱波イベントは大変だから、最近流行りのセルフロウリュにすればいいんじゃない?と思うかもしれませんが、セルフの方がさらに難易度は高くなります。 加熱したサウナストーンに水をかける行為について、ほとんど知見を持たない素人にセルフロウリュをさせるのは大変危険なことなのです。 私が長年お勧めしてきても、セルフロウリュ化を躊躇する温浴施設が多かったのは、皆さんそれだけ難しいということが分かっているからです。
ヨモギ

次のトレンド

このメルマガやセミナーなどで、しばしば近未来予測やこれからのトレンド、といったことをお伝えしていますが、先のことをある程度言い当てられるのは、霊能者や預言者だからではありません。 過去の経験則や統計的な分析からから近未来のトレンドを予測している場合もありますが、最も確実なヒントはコンサルティングの現場から得ています。
カラス対策

共存共栄

害虫とか益虫といった区別は、ニンゲン様が勝手に言っているだけで、本当は虫に良い虫も悪い虫もありません。善玉菌とか悪玉菌というような区別も本来的には意味がありません。 自然界は微生物から大型動物まで、多様な生き物がそれぞれの生命を全うしながらバランスをとって共存共栄しているものであり、それをニンゲン様だけの都合で駆除したりすると、バランスが崩れてしまい、後でしっぺ返しを食らうことになる。そのように理解しています。
セラミックサウナストーンKERKES

このタイミングで仕掛ける

昨日お知らせしたセラミックサウナストーンのリコール問題について、誤解がないよう、ちょっと補足しておきたいことがあります。 センシティブな内容なので、この内容はあくまでも私見として、会員の皆様だけに非公開でお伝えするものです。 リコール対象となったセラミックストーンは…
アロマ・ロウリュ

教科書に書いてあることだけじゃ分からない(2)

前回のサウナストーンが爆ぜる危険性の話と同じことなのですが、サウナ内で使用する芳香についても、法的規制や業界基準といったものは今のところ何もありません。 ヨーロッパでは、アロマセラピーに関する長い歴史の中で培われた知恵と経験があります。天然植物の成分だからと言って何を使っても良いわけではなく、一般的に注意が必要と言われている精油があります。
熱岩石のデザイン

◆教科書に書いてあることだけじゃ分からない(1)

9年前(2013年)に開発した運搬式蒸気発生器「熱岩石」、ステンレスの鍋に石が入っているようなシンプルな構造ですが、今の形に落ち着くまでにはいろいろな試行錯誤がありました。 見た目がちょっとメトス社のikiストーブに似ていると思われた方もいらっしゃるかと思いますが、あれはデザイン的なオマージュというわけではありません。
サウナ温度計

熱波師冷却

熱波師はサウナ室内で常に立っていますので、頭部は高い位置にあり、相当な高温にさらされています。長時間の頭部過熱は非常に危険であるということを身をもって体験しているので、何か対策が必要と思っておりました。 その後サウナハット着用が普及しましたので、熱波師の頭部過熱問題は改善したと思いますが、もっと積極的に冷やすことができたらさらに良いと思っていたのです。

すごい仕事

浴室で人が倒れている、と他のお客様から知らされたスタッフは、現場に行って確かに倒れている人がいるのを確認。 その次にどう行動するでしょうか。 倒れている人に近づき、様子を観察。 意識はあるのか、会話できるか、嘔吐、顔色、呼吸、脈拍、体温、外傷、出血、痙攣…

サウナブームを失速させない

2022年も衰える気配を見せないサウナブーム。 業界の希望の星であるこのブームを失速させないためにも、短命で終わった岩盤浴ブームのことを振り返ってみたいと思います。