
昨日、「スゴイサウナ&ステイ麻布十番駅前店」さんに行ってきました。今年8月、女性専用の「スゴイサウナ東麻布店」が業態を変えて新しくスタートした施設です。
https://sugoisauna-stay.com/
9月に入っても蒸し暑い日が続き、外に出るのが嫌になるような気候ですが、こちらのサウナでは不思議と汗がよく出て、不感水風呂はずっと浸かっていたくなる心地よさで、暑さ疲れも吹き飛びました。
中でも強く印象に残ったのが、サウナ室に並ぶ温湿度計の数です。段ごとに両サイドの壁に一つずつ、さらにドア横に一つ。合計で7つも設置されていました。
この光景を見て思い出したのが、浴場市場・米澤社長の記事です。
https://www.yokujoichiba.jp/blog/?p=290
記事の中では、サウナ室の温度表示について次のように書かれていました。
『サウナ室の中をサーモグラフィーで表せば、床から天井に向かって連続的に温度が上がっていく。温度計は取り付けられた位置の温度を示すにすぎない。天井が高いサウナでは上部の温度計が130度や140度を示すこともあるが、それを「このサウナは140度」と表現するのは意味がない。人が座る場所の温度は大きく変わらないのだから』
そしてこうも書かれていました。
『一つしか温度計を設置しない文化が「○○度のサウナ」という表現を生んでしまった。複数の温度計があれば、それぞれが違う数値を示し、誤解は少なくなる』
まさに、昨日見た7つの温湿度計は、この内容を実際に形にしているようでした。
思えば、第三次サウナブームが盛り上がった背景には「数値化による比較のしやすさ」があると感じます。
サウナイキタイではサウナ室の温度や水風呂の温度、収容人数や休憩椅子の数まで細かくデータベース化され、サウナウォッチでは心拍数や「ととのい」をポイントで見える化しています。
数値が分かりやすく整理されることで、選びやすさや語りやすさが生まれているのは確かです。
ただ、サウナ室の温湿度計には百葉箱のような設置基準がないため、どの高さに、どの位置に取り付けるかで数字は大きく変わります。
だから「このサウナは○○度」と数字だけで表現しても、実際の体感とはズレてしまう。
ここに、複数の温湿度計を置く意味があると考えています。
お客様にとっては…
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【サウナ交流で地域活性化】
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250904126744
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