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今日は 2022年8月27日です。
注目の業界ニュース
【サウナの利用削減呼び掛け、エネルギー危機で フィンランド】
https://www.afpbb.com/articles/-/3420893
欧州がエネルギー危機に直面する中、フィンランドでは国民にサウナ利用の自粛を呼び掛けているそうです。
温浴ビジネスとしては、省エネだけでなく、リスク対策として利用エネルギーの分散や自給化を進める必要性を考えさせられます。
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『家族』がいる施設
こんにちは、ハラダです。
先日、夏休み中の友人と3人でご飯に行ってきました。
彼らは地元(東京都国立市)の友人ですが、それぞれ会社の都合で関東を離れ、今は大阪と京都にいます。
「せっかくならサウナーにしてやろう」と意気込んでサウナの魅力について語り始めたのですが、2人とも既に毎日のようにサウナへ通う「ヘビーサウナー」でした。
2人とは一緒にお風呂に行ったことがなかったので少々面をくらってしまいましたが、驚きを隠しつつ「いつから行くようになったの?」と聞くと、2人とも「転勤してから一ヶ月経ったときくらいかな」とのことでした。
最初は上司に連れられて、勤務地近くの大型サウナ施設に行ったのがサウナーになるきっかけだったそうです。
その施設は大阪と京都ではそれぞれ超有名店でした。以前私も行ったことがあったので、しばらくその施設の魅力で話に花を咲かせました。
しばらく経って、「じゃあ今もその施設に通い続けてるんだ?」と聞くと、「今は銭湯に通っているんだ」と意外な答えが帰ってきました。
理由を聞くと、「番台のおばちゃんと仲良くなったから行っちゃんだよね」とA君。「めっちゃわかる!裸を見られても恥ずかしくなくて、お母さんみたいなんだよな」とB君。
「一人暮らしを初めてホームシックになりかけたときに、久しぶりに人の『優しさ』を感じたから足繁く通うようになった」という意見で二人が一致しました。
二人の話を聞いていて、ふと「兄貴」のことを思い出しました。
兄貴とは新宿のとあるサウナ付帯のカプセルホテルで働くスタッフさんのことです。
出会ったのは就職活動時。浪人に留年を重ねてしまい、友人が社会人として活躍するのを傍目に「孤独感」を募らせていた時期でした。
上手く話せなかった面接帰りに偶然訪れたサウナで、兄貴は「サウナの入り方ポスター」を貼っていました。
今では人気施設となってサウナーで溢れていますが、その当時はサウナ室に肩を落とした私が一人。
そんな私を気にかけてか、「最近サウナに力を入れ始めたんすよ!」と兄貴から話しかけてくれました。
その日はそれだけで終わりましたが、一週間後にまた行くと「あの時のお兄さん!」と覚えていてくれました。従業員の方に認知されたのは初めてで、すごく嬉しかったことを覚えています。
それからは利用する度に挨拶をし、2階の喫煙所に一緒に上がって近況報告をするのがルーティーンになりました。一回り年上の兄貴は就活状況や悩みを黙って聞いてくれて、時折アドバイスをくれました。
本当のお兄ちゃんができたようで嬉しく、電車で40分もかかるのに週4で通うようになっていました。
アクトパスに入社が決まった日もその足で報告に行き、一緒に喜んでくれました。
今でもひとり寂しく辛かった時期に親身になって頂いた恩義が忘れられず、出張帰りに必ず立ち寄ります。サウナをリニューアルしたときはトントゥサウナストーンをプレゼントしたこともありました。
あとこれは私だけかもしれませんが…
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