温浴施設の館内や駐車場を複数画面で確認できる防犯カメラの監視モニターが設置されています

温浴ビジネスに携わっていると、日々たくさんのお客様の笑顔や「気持ちよかったよ」「ありがとう」という温かいお声に触れ、この仕事の尊さを実感する瞬間が多々あります。言うまでもないことですが、お風呂やサウナは、人々の心と体を癒やし、明日への活力を生み出す素晴らしい仕事です。

しかしその一方で、現場を預かる経営者やスタッフの皆様が、胸を痛めるような出来事に直面することがあるのもまた紛れもない現実です。

迷惑駐車、館内での私物や店舗備品の盗難、無銭利用、設備のいたずらや不正操作、故意による汚損・破損、さらには盗撮や覗きといった犯罪行為まで、耳を疑いたくなるようなトラブルが少なからず発生します。

もちろん、ほとんどのお客様は良識ある素晴らしい方々です。しかし、ごく一部の心ない行動をする人が混ざってしまうことを、完全にゼロにすることはできないという現実を思い知らされるのです。

車で来店した利用者が、施設の近隣マンションの駐車場に無断駐車したことが原因で近隣住民との関係が悪化してしまった例があります。

露天でのぞき事件が発生し、ネットにその口コミを書かれたことで女性客の来店が激減してしまうこともあります。

浴槽の濾過循環配管に異物を詰められたら、一時的に営業できなくなったり、高額な修理代がかかってしまうかもしれません。

サウナストーブに放尿されたら、いくら清掃や洗浄をしてもイメージダウンは避けられません。

こうしたトラブルが起きたとき、現場が受けるダメージは決して小さくありません。被害に遭われたお客様のショックやお怒りはもっともですし、「あの店で嫌な思いをした」という評判が広がれば、施設の信用にも影響します。本来であれば加害者に責任があるにもかかわらず、施設側が頭を下げ、厳しいお叱りを受けながら問題解決や再発防止に奔走することになります。

設備の修理費用に数十万円から数百万円がかかることもあれば、客数の減少や営業の一時休止に追い込まれれば数百万円から数千万円規模の損失を招き、最悪の場合は事業の継続すら危うくなるリスクを孕んでいます。

「お客様を信じたい」という性善説の思いだけで事業を守り切ることは、現実問題として難しいのです。

しかし、ここで私たちが本当に目を向けるべきなのは…


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