「アクトパスクラブ」会員の皆様、
今日は 2023年10月28日です。
温浴業界の教習所
運転する車のヘッドライトが点灯しなかったり、タイヤの空気が抜けていたら、非常に危険です。ブレーキが壊れているのに走り始めることはできません。あるいは自身が運転できるような健康状態か、酔っぱらっていないかといったことも、車を動かす前に確認しなければなりません。
これは運行前点検と言って、最低限意識すべき安全確認事項であり、免許を持っている人なら教習所で教わっています。
しかし、温浴施設の運営には免許や資格制度が何もありません。
開業時には公衆浴場営業の届出をして保健所の認可を受ける必要がありますが、これは「この浴場設備で営業を始めていいよ」という、車検のようなものです。
ドライバーが教習所で教わるような、温浴施設の営業を安全に続けていくために運営者に必要な知識や技術は、今のところ取引業者さんに教わったり、自分で試行錯誤しながら身につけていくしかないのです。
何も知らない人がいきなり車のエンジンをかけてアクセルを踏んだら、危険過ぎます。車を運転するには免許が必要なのと同じように、大型で複雑な設備を持った温浴施設を運営するには相応の知識や技術が必要です。
温浴施設の運用方法を間違うと、人命に関わる重大なリスクとなります。知識の乏しい温浴事業者が大きな事故を起こし、業界全体が逆風にさらされるようなことが起きたら大変です。
そのリスクを減らすためには、温浴施設の運営責任者を免許制にする必要があるというのが私の意見ですが、今のところ行政がそのような方向に動いている様子はありません。これは温浴ビジネスに関わるすべての人が真剣に考えなければならない課題だと思っています。
免許制度の問題はさておき、現実問題として運営現場の安全を確保するためには、知識と技術が不可欠です。教習所や免許制度がない以上、自分で習得するしかないのですが、非常に効率的な方法があります。それは「オフロ保安庁」を活用する方法です。
https://japanofuroguard.com/
一般社団法人ニッポンおふろ元気プロジェクトによる、温浴業界の人材育成活動の一環として行われていますが、年々活動内容が整備されており、最近は「衛生管理&設備管理」(初級編・中級編)、ポンプの分解整備などの実技講習も開催しています。
ポンプを例に解説すると…
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【新規店も続々参入。勢い衰えぬ〈立ち飲み〉はなぜ流行る?】
https://rkb.jp/contents/202309/181699/
先日出張した際に、福岡空港内に立ち飲み居酒屋が出店しているのを見かけましたが、立ち飲みスタイルはかなり一般化しているようです。小規模で回転率が良く、コミュニケーションが活発になる立ち飲み業態。温浴施設にこそピッタリな業態という気がします。
★第7期サウナ開業塾が開講!
動画配信型オンライン講座で、10月30日にスタート!日本全国どこからでもご参加いただけます。
サウナ開業を本気で目指す方、サウナ強化をご検討中の温浴施設の方々も、是非この機会にご検討ください。
https://aqutpas.co.jp/sauna-kaigyo-juku/
★第1回オフロ保安庁全国サミット開催!
社会的に注目された衛生管理事例や、保険を活用した修繕費の削減事例などゲスト講師による講演と賛助会員企業の展示会、アクトパスも出展します。
2023年11月21日(火)13:00〜17:00、会場は天然温泉満天の湯
https://japanofuroguard.com/event/20231121/