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今日は 2022年4月22日です。
注目の業界ニュース
【乳がん治療痕気にせず入浴を楽しめるイベント開催】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/172995
温浴業界も病気、障害、性差等の壁を乗り越えるステップが来てると思います。
このような取り組みが広がれば、本当の意味で「全ての人」が温浴の恩恵を享受できる世界に近づくのではないでしょうか。
呼び名
はじめまして。
4⽉からアクトパスに⼊社しました、新入社員のハラダと申します。
新卒の唯⼀の特権である「産まれたてホヤホヤの感覚」を活かして、温浴施設で驚いたことや、感動したことをお伝えできたらと思います。
メルマガデビューのテーマは「ネーミング」です。
読者の皆様は、「サウナ⽤アロマオイル」と聞いてどんな種類を思い浮かべるでしょうか。
特に多いのは、⽩樺、ユーカリ、ミント…あたりと踏んでおります。
愛煙家かつサウナーの⽅は、「タール⼀択!」と答えられる⽅もいらっしゃるかもしれません。
私はといえば、強烈なアロマオイルと出会ってしまい、ロウリュで使う液体といえば、それしか名前が浮かばないという禁断症状に陥っています…
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1⽉某⽇…
「本⽇使⽤するアロマオイルは『ととのえトリップ』です。ととのいを深める効果があります。」
初めて聴いたときの衝撃は計り知れませんでした。
私はもちろん、周りのお客様、説明した熱波師当⼈ですら吹き出しそうになっていました。
この「攻めすぎていないか?」という声が殺到しそうなネーミングの威⼒を私なりに分析してみます。
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凄さ(1)「命令形」
もう皆様もお気づきかもしれませんが、名前の前半部に「ととのい」ではなく「ととのえ」という命令形が選択されています。
ある種の「強制」です。
初めて聞いたときは、
「液体ごときが何様だ。俺が好きなときに『ととのう』んだ。『ととのう、ととのわない』のも俺の⾃由だ!」
という強い反抗⼼を抱きました。
しかし、その抵抗は熱波が始まってから、わずか2分で脆くも崩れさりました。
(ととのいなさいよ…)
(ととのったら楽になれるぜ?)
(その反抗⼼になんの意味があるんだい?)
そんな声がどこからか聴こえてくるのです。
ハッと思い、周りのお客様を⾒まわしても、熱波師の⽅をみても声を出している様⼦はありません。
そうです。
「ととのえトリップ」が私に呼びかけていたのです。
それからは、⽂字通り「なすがまま」でした。
⼥王蜂から司令を出される働きアリが如く、
「ととのえ」という命令にひれ伏していました。
凄さ(2)「動名詞終わり」…
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