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(4)どうなる?これからのサウナマーケット(4)
シリーズ記事にする予定もなく書き始めたこのシリーズですが、いつの間にか連載4回目となりました。
ここまで書いてきた内容を振り返ってみると、「サウナマーケットはさらに拡大する」という可能性を示す材料がいくつも並べられています。
そう申し上げる理由をあらためて箇条書きにまとめてみますと、
【1】Googleトレンドの「サウナ」検索ボリュームは、2022年にピークを打った後はゆるやかに下降していくかに見えたが、2025年になって再びピークに近い勢いを取り戻している
【2】厚生労働省の「衛生行政報告例」にある「サウナ風呂」施設数は、バブル崩壊と重なる1993年をピークに減少傾向となり、最盛期から半分以下にまで縮小したが、現在のサウナブームで約30年ぶりに増加傾向に転じた
【3】サウナ風呂」届出件数が増加傾向とはいえ、まだ1993年当時の6割程度。1993年と現在の日本の人口はほとんど変わっておらず、現状から倍増したとしても不思議ではない
【4】Googleトレンドの都道府県別「サウナ」検索ボリュームは、東京都が突出していた4年前と比較すると地方との差が縮まってきている。東京発のサウナブームが地方へ波及していく流れであり、今後も地方の盛り上がりが想像できる
【5】岩盤浴ブーム当時は東京よりも北海道や沖縄が先行して盛り上がったという過去の現象を考えると、いずれ東京都を追い抜く地方が出て来ても不思議ではない
【6】事業成立のために必要となる売上が低く済む小規模サウナ施設は、スーパー銭湯や大型温浴施設と違って商圏人口が少ない地域でも成立する可能性があり、これまで温浴施設が出店できなかったような空白地帯にも進出していく可能性がある
【7】この数年間での「サウナ」の盛り上がりは、日本に限った現象ではなく、世界的な潮流となっていく可能性がある
…というようなことでした。あくまでも客観的に「現在伸びている」「もっと伸びても不思議ではない」「伸びる可能性がある」といったことをお伝えしているのであって、今後どうなるかを断言できるものではありません。
しかし、「サウナは今後さらに伸びる」と「サウナはもう頭打ちで今後は衰退」のどちらになると思うのかと言えば…
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