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優れモノ発見
浴室鏡の曇りは、温浴施設にとって永遠の課題のひとつです。
新品でピカピカの鏡は使っていて気持ちの良いものですが、やがて曇ってきて見づらくなりますし、そうこうしているうちに鏡面のガラスに汚れが蓄積しはじめて、洗剤で洗っても落とせなくなります。
水に溶け込んだカルシウムが他の成分と結びついた白いスケールが固着すると、骨やコンクリートと同様に非常に硬く、通常の洗剤や研磨成分の入ったクレンザーくらいでは落とせません。
落ちないことに苛立ってボンスターなどの金属タワシを使うと、今度はガラス面を傷つけてしまい、新品のクリアな輝きは永遠に取り戻せなくなります。
相変わらず温浴施設では白スケールで曇ってしまった鏡や、擦り過ぎで傷らけの鏡をよく見かけますので、どの現場でも苦労されていることが分かります。
私が1999年に初開催した最初の「温浴施設・小さな成功モデル100事例セミナー」で、ダイヤモンドパッドによる研磨の事例をご紹介しました。
余談ですが、紹介した現場は茨城県牛久市にあったバスハウスYOUさん。その後閉店してしまい、今はもう存在しない施設ですが、はじめて運営コンサルをご発注いただいた温浴施設でした。そこで運営現場の数々の悩みを知って、その対策を業界で共有することを目指したのが100事例セミナーです。
YOUの洗い場鏡も年季が入っており、曇りがひどくてどうにもならない状態だったのですが、YOUの町田社長がダイヤモンド研磨材入りのパッドを使って電動工具で表面を磨くという荒業を使ったところ、見違えるほどキレイになったという事例でした。
しかし、その後他の現場でもいろいろ経験を積んだところ、ダイヤモンドパッド＋電動工具は研磨力が強すぎて、鏡そのものの寿命を縮めてしまうおそれがあることを知りました。どうにもならない時の最後の手段ということです。
また現場によって汚れ方がそれぞれ違うため、唯一絶対の方法はなくて、ケースバイケースで対処した方が良いことも学びました。
現在は以下のようにアドバイスしています。
・鏡の汚れは、まず蓄積させないことが大切
・初期の汚れであれば家庭用の洗剤やクレンザーでも落とせる
・水滴が乾くことでカルシウム汚れが析出し固着していくので、濡れているうちに清掃することが効果的
・カルシウム汚れは酸で溶けやすくなるので、アルカリ性の井水や温泉水の施設は特に要注意
・白いスケールが目立ってきたら、弱めの酸性薬剤を使ってみる
・鏡ガラス専用洗剤は濃度や粘度が使いやすいように調整されているのでおススメ
https://www.yokujoichiba.jp/view/item/000000000322
・強すぎる酸性洗剤は、カランのメッキなど他の金属部分を腐食してしまうので要注意
・それでも曇りがどうしようもなく蓄積してしまったら、研磨を行う
といったことです。
ケースバーケースなので、いろいろな手段を知っておくべきと考え、その後も自宅浴室の鏡などを使って研究に余念がありません。
先日ネットで「アルミナ」という研磨材を使ったパッドの存在を知り、早速購入して使ってみました。
アルミナは…
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https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1605666.html
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利用客の立場では余計なお世話という気もしますが、スタッフが常に飲み物の残量を見て適切なタイミングで声かけできているのか？と考えると、AIを頼って追加注文促進による売上アップを期待する気持ちも理解できる気がします。
