サウナの体感と保健所基準を象徴する天秤に置かれた熱い石とルクス計と書類

昨日、ご支援先の温浴施設で、保健所の立入検査に立ち会いました。

現場スタッフは日頃から清掃やメンテナンスに真面目に取り組んでおり、自信を持って検査官を迎え入れました。

その様子を見ていてふと、保健所の検査というのは「人間ドック」や「健康診断」によく似ていると感じました。

私たちは普段、「なんとなく調子がいい」「元気だ」という体感で生きています。

しかし、健康診断では血液検査の数値やレントゲン画像といった客観的なデータだけで判断されます。

そこには「元気なつもりです」という言い訳は通用しません。

今回の検査でも、まさにこの「現場の体感(主観)」と「保健所の基準(客観)」のズレが浮き彫りになりました。

たとえば、サウナ室の照明です。

昨今は没入感を高めるため、照明を落とすのがトレンドになっています。

現場としては「お客様にリラックスしていただくための演出」であり、実際に好評も得ています。

しかし検査官の視点は異なり…


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【福島県内銭湯、物価高で入浴料値上げへ】
https://www.minpo.jp/news/detail/20251120128632/amp
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