ある施設で、真夏の水風呂がどうにも冷えない時期がありました。
チラーの設定は15℃なのに、混み合う時間帯には20℃近くまで上がってしまいます。
営業後に浴室へ行き、自分で水風呂に入ってみると、1人でもザバーッと縁から水があふれました。
一日の営業を終えた後でも水面はきれいで、入ればやはり気持ちいい!
ただ、2人で入ると床が川のようになります。
あふれた分だけ常温の水が補給されるため、せっかく冷やした水に、ぬるい水を足し続けていました。
そこで手をつけたのが、自動補給の設定です。
補給を始める水位と、一度の補給でどこまで水位を戻すか。
10ミリ刻みで数字を変えては自分で入り、あふれ方を確かめ、翌日の水面を見る。
最初は縁まで2センチほどだった余裕を4センチまで広げると、今度はほとんどあふれない。
そこで1センチ戻す。
そんな調整を繰り返しました。
ところが、水位を下げればいいわけでもありません。
下げすぎると水温は落ち着きますが、水面の汚れが目立つ。
そこで、比較的空いている平日は少しあふれやすく、混み合う土日祝は控えめにし、冬は夏より多めにあふれさせる運用にしました。
手順をマニュアルにし、変えた人は報告する。
巡回時には水面を見て、汚れが目立てばその場ですくう。
戻し忘れて水温が上がったこともあり、そのたびにルールを直しました。
機械の設定だけで終わらせず、人が見て、判断して、ようやく回るようになったのです。
もともとの目的は節水ではなく、真夏の水温を安定させることでした。
ところが先日、夏季の水道検針票を前年と並べると、思っていた以上の差が出ていました。
約2か月で、利用客数は22.6%増。
一方、施設全体の水道使用量は…
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