今月24日に、弊社の創立20周年イベントで記念講演をさせていただくことになりました。タイトルは「温浴業界・これまでの20年から見るこれからの20年」。イベントだからと軽い気持ちで引き受けたものの、よくよく考えてみると壮大なテーマであり、日程が迫るにつれて焦ってまいりました。ここ数日は20年後の温浴マーケット予測のことで頭がいっぱいになっています。
しかし、日本の温浴マーケットの歴史を振り返り、現在温浴ビジネスの原点がどこにあるのかを知ることは、未来の市場を切り拓くための強力なヒントになりますので、良い機会かも知れません。
かつて日本の入浴文化は、日常生活の衛生を保つための「銭湯」と、非日常の療養や贅沢を目的とした「温泉地」の2つに分かれていました。この古くから続くマーケットの流れを大きく変え、近代温浴業界の黎明期を迎えることになったきっかけは、1950年代前半に相次いで登場した3つの革新的な施設にあります。
まず1951年、銀座に登場した「東京温泉(東京クーア)」です。それまでの銭湯の常識を覆す高級感と、都市型温浴という新しいライフスタイルを提示しました。続く1952年には、東京温泉にインスパイアされた「スチームバスセンター(現ニュージャパンサウナ・大阪市)」が開業します。度々このメルマガに登場するホスピタリティの権化のようなサウナ施設です。これらが日本における本格的なサウナ文化の幕開けであり、大衆の健康やリフレッシュに対する新しい欲求を掘り起こしました。
そして、この黎明期の決定打となり、のちの温浴ビジネスモデルを決定づける革命となったのが…
業界関連トピック
【「睡眠障害」が診療科名に追加】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/2715914
厚生労働省は2026年6月1日、医療法施行令の改正により「睡眠障害」を標榜可能な診療科名に追加。これにより「心療内科・睡眠障害」などの形で、病院が睡眠治療を専門的に打ち出せるようになるとのこと。温浴・サウナが持つ睡眠改善効果は科学的にも認知されており、「睡眠改善プログラム」として医療機関や企業との連携余地が広がる可能性もあります。健康訴求の切り口として改めて整理してみる価値がありそうです。






