最近、ご支援先で同じ相談が続いています。
「美容家電メーカーから、新作ドライヤーをパウダールームに置かせてほしいと言われたのですが、どう判断すべきでしょうか」というものです。
ドライヤーに限らず、化粧水やシャンプー、入浴剤のサンプル設置の打診は、ここ数ヶ月で明らかに増えてきました。温浴施設に注目する周辺事業者が、じわじわと増えているのを感じます。
体験させて売る場として温浴施設が優れているという話は、代表の望月が第360号「温浴施設の業態開発アイデアシリーズ(1)」(2017年4月14日配信)で、私自身も第2820号「ショールームとしての可能性」(2025年10月2日配信)で触れてきました。
湯やサウナで全身がほぐれた直後は、肌に触れるものも、髪を乾かす風も、いつもより敏感に感じ取れる状態です。
しかもそれは、毎日繰り返す「お風呂と身支度」という日常の延長線上にある。
感度の高さと、日常への地続き感。この二つが重なる接点は、探してみてもそう多くありません。
今回はそこから一歩進めて、施設側が依頼をどう扱うかを考えてみたいと思います。
通常予算では手の届きにくい高価格帯のドライヤーや化粧品が、初期費用をかけずに脱衣所に並ぶ。
私自身、いつも通う施設にいいアメニティがサンプルで置かれていると、それだけで少し得した気分になり、ここぞとばかりに足を運ぶ頻度が上がってしまいます。
普段は数千円のドライヤーを使っているからこそ、サウナ上がりに数万円のモデルを試せる時間が、ちょっとしたご褒美になるわけです。
ここでお伝えしたいのは…
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業界関連トピック
【値上げ時代に問われる「また行く理由」の作り方】
https://toyokeizai.net/articles/-/945749?display=b
ココイチの2026年2月期売上高は655.18億円と過去最高。一方で客数は減少が続き、客単価で増収を支えています。記事が問うのは値上げの是非ではなく、「値上げしか記憶に残らない状態」の危うさ。価格以外で「また行こう」と思い出される仕掛けを設計できているかが、ブランドの分かれ目だと指摘しています。
温浴施設の料金改定も同様に、お知らせで終わらせず、「それでも行きたい」と思える自店の魅力を、値上げの機会に言葉にして伝えることが重要です。






