
「脱衣所の壁に貼ってある販促告知は無い方がいいのでは?」
ある時伝え聞いた、支援先の学生アルバイトスタッフから出てきた意見です。
無い方が壁がスッキリする、インテリアのお洒落なイメージが損なわれない、がその理由。
施設はまだ新しく、ドライエリアは狭いながらもナチュラルモダンのデザインで、お客様から「お洒落」という評判も受けているので、彼の気持ちが分からないでもありません。
この意見を吸い上げたきっかけは、伸び悩んでいる飲食売上をテーマとした会議の場でした。
脱衣所に貼っていたのは、主に館内イベントと飲食メニューの案内です。
販促企画を頑張るほどお客様に伝えたいことが増えてきて、告知物の量も増え、確かに雑然とした印象になっていました。
その上、飲食メニューの利用がなかなか伸びないので、この告知の効果を疑う声が出てきたわけです。
そこで私は「確かに反応が薄いなら告知の仕方は間違ったかもしれない。ただ無くすのではなく、そのやり方(告知の作り方・貼り方)を見直すべきでは?」と提案しました。
この手の話題になると思い出すのは、90年代後半〜00年代前半のタワーレコードとHMV。共に出店ラッシュで好調だった時代です。
タワーレコードは、手作りPOPと手書きのコメントカードで表現されるバイヤーの熱量で商品を売るのを得意としていました。
対して、HMVではある時から売場の手作りが禁止され、外部業者が作った定型デザインのPOPとスタッフがエクセルで書いたテキストを印刷したコメントカードを使うスタイルになりました。
一言で比較の表現するなら…
注目の業界ニュース
【東京の物価上昇率、予想下回る】
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-25/T34MWRGPWCGD00
9月の東京都区部の物価上昇率は前年比2.5%と、市場予想(2.8%)を下回り横ばい。保育料無償化の拡大が押し下げ要因となる一方、エネルギーは2.7%上昇し再び上向きました。食品価格の上昇ペースも鈍化しています。
東京の物価は全国の動きを占う指標とされ、今後の金利政策や消費傾向に影響を与える可能性があります。