サウナマーケットは入門者

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　サウナ・スパEXPO2025セミナー4日目の第3講座で、日本サウナ学会の加藤容崇先生の講演を拝聴したのですが、非常に興味深いデータを知ることができました。

これまで販売された25,000台のサウォッチ利用者の実態データによると、「平均サウナ入浴時間は1回あたり9分03秒、ちょうど8分と10分で出る人が多い」とのことでした。

浴室の設計をする上で、入浴時間のうち何に何分使うのかというのは極めて重要な指標です。

例えば浴室エリアの平均滞在時間が60分、うちサウナ室滞在時間が9分×3セットなら、サウナ室に滞在する時間割合は27分÷60分＝45%ということになります。

利用者全員がサウナ目的である前提の単純計算で言うと、脱衣ロッカーが100人分であれば、混雑時は100人が出たり入ったりするので、100人の45％の人数を収容できるだけのサウナ室のキャパシティが必要になるということなのです。

サウナ室の平均滞在時間9分03秒という数値は、おそらく日本で初めての統計的根拠があるデータだと思います。私はこれまでサウナ室滞在時間は概ね8分から12分と考えて、浴室のプランニングや経営コンサルティングの際の指標としてきましたが、これからはもっと信憑性の高い拠りどころができたので、安心感があります。

そして面白いのは…

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