ポンペイ風デザインの温泉浴槽

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温浴技術の進歩(2)

今から約2000年も昔となる西暦79年、いまのイタリア・ナポリ近郊ヴェスヴィオ山のふもとにあった古代都市ポンペイが噴火で発生した火砕流によって地中に埋もれ、逃げ遅れた2000人もの人々が犠牲なったそうです。

その遺跡の発掘は今でも続いており、これまでポンペイで見つかった中でも最大の浴場施設が発見されたことをCNNニュースが報じています。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35228420.html

ニュースの内容や発掘された浴場の写真を見ると、現代の温浴施設とそっくりであることに驚かされます。

浴槽の大きさ、深さ、笠木の幅、吐水口…人が快適に入浴するために追求されるカタチは古代ローマも現代も結局同じである、ということなのでしょうか。

別の言い方をすると、2000年もかけておきながら人類はたいして進歩していないのかも、と感じるところでもあります。

違いがあるとすれば、このポンペイの浴場は当時の重要人物の私邸であったというところです。現代でもそうですが、自宅に大きな風呂を作ってそこに客人を招いて宴会ができるとなると、超富裕層というところでしょうか。

現代には、温浴施設があるので、たくさんの人が気軽に大きな浴槽での入浴を楽しむことができます。

そう考えてみると、温浴の歴史が歩んできた進歩の方向性とは…

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