「アクトパスクラブ」会員の皆様、
今日は 2023年8月31日です。
チャレンジを楽しむ
新卒で入社したレコード会社で、最初に配属されたのは仙台の営業所でした。
その部署は平均年齢は40代後半のベテラン中心。20代は私と1年先輩の営業部M氏、30代は宣伝部K氏だけでした。
営業部に所属していた私は、M氏とベテラン勢に可愛がってもらいながら、必死で仕事を覚えていきましたが、配属直後から隣の部署のK氏の動きが気になっていました。
その建物の中で、K氏だけ違う働き方をしているように見えたのです。
当時は連日の残業は当たり前。私が夜中まで事務所で作業をしているとK氏が外回りから帰ってくる機会が多く、よく話をする仲になりました。
お互いロックファンだったので、最初は趣味の話から始まりましたが、いつしか仕事の話ばかりするようになっていきました。
K氏の仕事は媒体向けのプロモーション、私はCDショップへの営業。お互い業務が異なるのですが、仕事の話です。
テーマはたいてい「今はない仕事」について。
これまでにない宣伝形態や販路開拓の可能性など、自分の業務の数字に反映できない案件が多く、実現が難しいものばかりでしたが、とめどなくアイデアを出してくるK氏に私は圧倒され、その仕事への考え方に魅了されていきました。
営業所では決まったルートでどれだけ売り上げを立てるかが業務の全てで、それ以外の事に手を出す人間はほとんどいませんでした。
しかし、一か八かのヒットで勝負しているレコード会社なのに、現場は予定調和であることに違和感を感じていましたし、(当時の)ヒットチャート上位を見るとテレビタイアップ曲ばかりで、そんな業界の状況に閉塞感も感じてもいました。
そこに新たな思考で挑むK氏と一緒に「何かしたい」と思うようになりました。そして数年後、私が仙台中心部の大型店を担当するようになってから、K氏があるプロジェクトを立ち上げました…
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