温浴施設機械室

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年4月17日です。

10年後の温浴ビジネス(6)-2

 未来の温浴ビジネスはどうなっていくのだろう。人口減少という抗い難い大きな流れの中で、温浴施設はどうやって生き残るのかということを考えるシリーズですが、前回は「温泉の純化」、湯づかいの話について書きました。

近場で気軽に温泉に入れる時代になった反面、そのありがたみや神秘性は薄れてしまった。温泉でお客さまの心をつかむためには、その源泉ならではの最適な湯づかいを追求することが大切で、もう浴槽のバリエーションや大きさを競い合うような時代ではない、ということです。

お客さまが天然温泉に求めるものは、品質と個性。

源泉の湧出量が少なくても、加水や濾過循環によって大きな浴槽を湯で満たすことは可能なのですが、消費者はそれを求めていません。そうなってくると、浴槽面積、容量、種類は縮小傾向となっていくでしょう。「温泉の純化」とは、そういう意味です。

一方で、多くのお客さまを浴室に迎えて楽しませるためには、温泉浴槽だけでは不足することになるため、それに代わるアイテムが必要になってきます。

温浴施設は、家庭の浴室と差別化し、利用者に満足してもらうために、充実した浴室環境を提供しなければならないという命題があります。そのためには、それなりに大きな施設規模に、いろいろな温浴アイテムを用意することで、お客さまの多様な好みや体質、体調に合わせたい。

これまで、「望月さん、岩盤浴ブームの次は何が来ますかね?」というような質問を受けたことは数えきれません。温浴施設とはそういう商売なのです。

2000年代初頭に絶頂期だった温泉ブームが翳りを見せはじめると…

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