
先月、それまでぐんぐん業績を伸ばしていたご支援先の成長率が、急にブレーキがかかったように鈍化していることがわかりました。
なぜ成長が止まってしまったのか。原因を探っていく中で、一つの要因が浮かび上がってきました。
それは、Xでの発信数の減少です。支配人が多忙だったこともあり、2ヶ月近く更新が止まっていたのです。
もちろん、それだけが原因とは言い切れませんが、再びXでの発信に力を入れ始めたところ、再び業績も回復してきました。SNS発信というのは、思っている以上にダイレクトな集客力を持っているのだと、あらためて実感しました。
これまで私は、20施設近くのXアカウントをお預かりして販促効果が高い状態になるまで運用代行してきました。手塩にかけて育てたところでアカウントをお返しするのは寂しく感じる時もありますが、お返しした後も活発にSNS販促が行われているのを見るとやり甲斐を感じます。
販促効果が高い状態のアカウントにするために、基本的な運用の軸はいつも3つです。
プロフィールをしっかり整えること、日々情報を発信すること、そして情報を届ける先──つまりフォロワーを増やしていくこと。
プロフィールについては、一度しっかりと設計すれば、頻繁に変える必要はありません。
情報発信も、ある程度慣れてくればネタ探しに困らなくなりますし、文章もAIを活用すれば負担はかなり軽くなります。
問題は、最後の「情報を届ける先」、つまりフォロワーを増やすための取り組みです。ここが最も高いハードルになっていると感じています。
情報というのは、伝わって初めて意味が生まれます。
どれだけ良い投稿をしても、毎回同じ5人にしか届かないのと、100人、1000人、1万人に届くのとでは、情報の価値は単純に何十倍、何百倍も違ってくるのです。
にもかかわらず、多くの施設ではフォロワーを増やす動きに積極的に取り組んでいるようには見えません。その理由として、いくつかの傾向が見えてきました。
まず…
注目の業界ニュース
【なぜZ世代もハマる?「立ち飲み屋」が話しやすい理由】
https://friday.kodansha.co.jp/article/433102?page=1
ニッセイ基礎研究所研究員の島田さんによると、立ち飲み屋は「客同士の距離が近い」「立っている」「テリトリー(自分の空間)がない」といった特徴により、自然と会話が生まれやすい空間だそうです。特に20代では「知らない人と知り合いたい」と考える人が多く、偶発的なコミュニケーションの場として立ち飲み屋が支持されているとのこと。
温浴施設で立ち飲みスペースを設けている例はまだ限られていますが、休憩スペースやイベント時に「交流しやすい場」をつくるヒントとして参考になりそうです。