コリドーの湯

昭和サウナと女性マーケットとコリドーの湯

 4月7日、サウナ・スパ協会主催の「サウナ文化大交流会」に参加してきました。

「サ道」のタナカカツキ先生がサウナ大使に就任されて10周年とのことで、施設の方からサウナーの方、関連業界の方など200名以上が集結し、大変な盛り上がりを見せていました。

タナカカツキ先生、ととのえ親方松尾大さん、マグ万平さん、サウナ界の重鎮 中山眞喜男先生のご講演はすべてワクワクするような内容ばかりで、まだまだ勉強が足りないことを痛感しつつも、大きな刺激をいただきました。

中でも、中山先生の「昭和・平成のサウナ史」は、自分が生まれる前の話からはじまり、知らないことばかりで興味津々でした。

実は、アクトパスが創業時からお世話になっている銀座三丁目の「第2中山ビル」は、メトスの前身である中山産業様があったところで、代表の望月は中山先生と同じエレベーターに乗り合わせたりしていたそうです。

東銀座はまさに中山先生が長年暮らしてこられたエリアで、銀座の高速道路の下はみんな川だった…というお話には、事務所の周りの風景を思い浮かべながら聞くことができました。

昭和40年代に登場したサウナは「おじさんのもの」だったのはなぜなのか、ということについては、「当時の賃金に対して値段が高かった」ことと「高度成長期で若者が忙しかった」ということを挙げられていました。

また、当時は「女性は家庭に」という風潮が一般的であったため、女性の利用は想定されていなかったとのこと。今とは違い、温泉街などもそうだったのではと思います(学生時代に実際に温泉に行って感じました)。

そして「上司に連れていかれてサウナを知る」というパターンがあった、というお話を聞いて、はっ!としました。

サウナ開業塾の参加者にサウナにはまったきっかけを聞くと、一定数が「上司・先輩に連れていかれて…」とおっしゃることを思い出したのです。

しかし、女性の場合は、友人に勧められることはあっても、上司や先輩に連れていかれたというパターンはまだ聞いたことがありません。

女性の上司が少ないというのもあるとは思いますが…

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