サウナ室で談笑するタオルを巻いた男女3人のイラスト

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コミュニケーションとサウナ

先日、フィンランド大使館にお邪魔し、EXPOでもご講演いただいた上席商務官のラウラ・コピロウさんと、改めてお話しする機会をいただきました。

フィンランドにおける最新のサウナ事例やビジネスモデルについてさまざまなお話を伺う中で、改めて感じたのは、フィンランドのサウナ文化は「コミュニケーションの場」であることを前提に発展してきたということです。

自宅のサウナでは家族と、公衆サウナでは近所の人と、湖畔の別荘サウナでは友人や親戚と、オフィスサウナではビジネスパートナーと、そして最新のサウナレストランでは地元の方と海外の旅行者が、ロウリュを囲みながら自然に会話を交わしているそうです。

まさに、人と人との関わりの中にサウナがあるというのが、フィンランドにおけるごく自然な風景なのだと実感しました。

ラウラさんがたびたび口にされていた「フィンランドではソロサウナはありえない」という言葉も、今回のやり取りを通じて、改めて腑に落ちました。

この感覚は、日本における「お風呂」の位置づけと近いものがあるように思います。

ちょうど先日、5年間の大阪での勤務を終え、東京に戻ってきた友人と久しぶりに会いました。
彼は大阪の老舗サウナに通い倒していたと聞いていたので、てっきりサウナに誘われるものと思っていたのですが、「露天風呂があるところに行きたい」と言われました。理由を聞いてみると、「ゆっくり話がしたいから」とのこと。

たしかに、日本ではサウナは黙々とととのう場、風呂は語らいの場というように、サウナと風呂が二分化された役割で認識されている傾向があると感じています。

特にコロナ禍以降は大半の施設で「黙浴」ルールが設定され、「サウナ内での会話を控える」スタイルが急速に定着しました。実際、コロナ以前はサウナ室内で談笑する光景が普通に見られたため、黙浴はここ数年のサウナブームとあいまって生まれた、新しい文化変容と言ってもよいでしょう。

もちろん、ととのいを求めるサウナのスタイルを否定するつもりはありません。むしろ、情報過多で運動不足な現代社会において、個を癒す装置としてサウナが爆発的に支持されたことは、ごく自然な流れだったと思います。

ただ、「語らう場」としてのサウナの可能性には、まだまだ大きな伸びしろがあると感じています。

お風呂と同じように、あるいはそれ以上に「人と語らう場」としてサウナが活用されるようになれば、利用スタイルの多様化はもちろん、楽しさの共有が促進されることで、マーケットの拡大や利用頻度の向上にもつながっていくはずです。

そのためには…

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