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温浴業界の2024年を振り返る(3)
茨城の暗い夜道を、ひとりチャリで爆走する日々が続いているハラダです。
多忙のあまり日付感覚も曖昧になってきていますが、日増しに身に染みる寒さとともに、ようやく年の瀬を実感し始めました。そこで、私も2024年を振り返りたいと思います。
今年も、特に茨城県に移住する前は、公私を問わず数多くの温浴施設を訪れました。その中で特に印象に残ったのは、「小規模サウナ施設の可能性」です。
それを感じた代表的なケースが、埼玉県草加市の「サウナヘヴン草加」さん（2023年12月25日オープン）でした。当メルマガや100事例セミナーでも度々ご紹介してきた施設ですが、数々の創意工夫の中でも特に注目したのは、省スペースと省人化を実現した飲食の提供方法です。
https://sites.google.com/view/saunaheavensoka/
脱衣所への飲食スペース設置、インターフォンを活用した注文方式、セルフ調理型の鹿肉ソーセージ、自分でサーバーから注いで完成させるハイボール…など、既存の飲食形態にとらわれない柔軟な発想によって、昨今の小規模サウナ施設では躊躇しがちな飲食サービスを見事に展開されていました。
キャパシティや運営人員の制約がある小規模サウナ施設ですが、やりようによっては大きな可能性があることを示してくれました。
また、神奈川県小田原市の「山賊サウナ」さん（2024年2月9日オープン）も印象深い施設でした。1階のホルモン店と2階・屋上の水着着用サウナという構成で、飲食店経営のノウハウが存分に活かされています。入館料＋200円で提供されるデトックスウォーターには地元産のフルーツや野菜をふんだんに使用し、「ヴィヒタ出汁」や「桜の木煮汁」を用いたロウリュなど、飲食店ならではの工夫が随所に見られました。
https://sanzokusauna.com/
サウナブームと言われ始めてからすでに数年が経ち…
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注目の業界ニュース
【災害時に銭湯が被災者を支援する協定を締結】
https://x.gd/SFGj3
名古屋市と愛知県内の銭湯組合が、災害時の入浴支援で協定を締結。災害救助法適用時、市の要請で県内の銭湯が被災者に無料入浴サービスを提供。井戸水や薪での営業が可能な銭湯の特性を活かし、インフラ復旧前から支援できる体制を整えるとのことです。
行政と温浴施設が連携した地域貢献の取り組みとして、今後の展開が注目されます。
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