
弊社が利用しているSEO分析ツールを使って「温泉」と「サウナ」、二つのキーワードについて比較してみました。
※以下の数字は変動するものですので、あくまで参考値とご理解ください。
まず1カ月間の国内Google検索ボリューム、つまりGoogleで検索された数です。
・温泉 9,140,000回
・サウナ 1,830,000回
「温泉」が「サウナ」の約5倍。これはGoogleトレンドで「温泉」と「サウナ」を比較した時と概ね同じ推移になると思われます。
この結果に対し、「近く 温泉」のような組み合わせのキーワード上位200のうち、「施設を探す」目的のキーワードだけを抽出してみると、約4倍の差になりました。
・温泉 2,440,000回
・サウナ 597,000回
「温泉」「サウナ」との組み合わせのワードはいずれも「近く」が1位ですが、2位以下を見比べると、その特徴が大きく分かれます。
「温泉」はエリア単位、「サウナ」は施設単位で探すという傾向が見られます。
つまり「温泉」検索は旅行の要素を多く含むということです。
※サ旅でも、カプセルホテル等、施設に宿泊するケースもありますが、割合としては日帰り利用が多いと想定しました。
そこで、さらに絞って「ホテル」「客室」等、宿泊の意図を含むキーワードを除外してみました。
・温泉 872,000回
・サウナ 580,000回
その差は約1.5倍になりました。
少々乱暴ですが、これを日帰り利用のニーズと捉えると、WEBでの「温泉」と「サウナ」の情報収集のボリュームの差が一気に縮まったと言えます。それでも「温泉」を求める消費者心理は、「サウナ」の1.5倍強いと言えそうです。
さて、昨今多くの日帰り温浴施設において、WEB販促企画のフックになっているのは…
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【「普通」が魅力に、急増する地方インバウンドに備えを】
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兵庫県丹波篠山市では、外国人観光客が2020年度の約450人から2023年度には約3万人に急増。「静かな田舎」「古民家宿」など、“特別ではない日常”が大きな魅力となっているそうです。陶芸体験や地域住民との交流が高評価を得ており、個人・少人数の訪問が主流に。
ただし、受け入れ体制が追いつかず、ガイドやスタッフ不足が課題となっているとのことで、今後は受け入れ体制の整備が急務とのことです。