
旅館の売買案件などで現場視察をすると、古い旅館では男女の浴室に大きな違いが見られることがあります。
それは単にデザインや機能の違いではなく、大浴場そのものの規模に差があり、男性7:女性3ほどの割合で造られていることも珍しくありません。
これは昭和の時代、旅館利用者の多くが男性中心だった名残りでしょう。団体旅行でコンパニオンを呼んで大宴会…そんな光景が思い浮かびます。
当時のサウナもまた、男性中心の市場でした。いわゆる「都市型サウナ」は繁華街に立地し、熱々でカラカラのサウナ室、マッサージやお酒の提供がセット。フロントには「この顔にピンときたら110番」といったポスターが貼られていたりして、決して良いイメージの業態ではありませんでしたが。
1990年代、私が「ニュージャパンサウナなんば店」の顧問をしていた頃の大きな課題は、この古いイメージからどう脱却するかでした。
同じビルにはレディスサウナもあり、入館料は2,400円。しかし、トリートメントなどの付帯サービスを充実させるほど、客単価は7,000円、8,000円、9,000円と伸びていきました。女性マーケットの成長は著しく、「あまり単価志向に走りすぎるのは危険では?」と議論するほどでした。
私はこの頃…
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