価値観を揃えるための3メソッド

　「毎日行きたくなるおふろ屋さん」。

これは、横浜天然温泉満天の湯さんが目指す温浴施設像です。言い換えればコンセプト。シンプルで直感的に分かりやすい一方で、「毎日行きたくなる」ためには何が必要なのか、深く考えさせられる一文です。

実はこの「毎日行きたくなる」の主語はお客様だけではなく、スタッフも含んでいるそうです。

「お客様が毎日行きたくなるためには、スタッフも毎日仕事をしに行きたくなる環境が必要」という発想が根底にあるとのことでした。

確かに、私自身が遠くても足繁く通う施設を振り返ると、設備を求めて訪れているのではなく、楽しそうにハツラツと働くスタッフの方からパワーを頂くために通っていたことに改めて気付かされます。

では、スタッフが毎日仕事へ行きたくなるためには、何が必要なのか。

満天の湯さんが出した答えは「価値観の共有」でした。つまり、「施設全体で細部までモノサシを揃えよう！」ということなのですが、そのための3つの実践的な方法と効果について以下に記します。

1.業務マニュアル

　満天の湯さんの業務マニュアルは、そんじょそこらの業務マニュアルとは比べものになりません…

---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。

メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。

メールマガジンご購読のご案内はコチラです。

注目の業界ニュース

【2023年のインバウンド需要は4.96兆円】
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2023/fis/kiuchi/0221_2
野村総合研究所は、昨年10月の水際対策緩和以降、海外からの旅行客は急速に戻っていることから、訪日外客数が2019年同月の水準を取り戻す時期を2024年の2月と予測しています。
需要回復を見込んで、各サービス業界では人材獲得競争が活発化しそうです。