サウナ利用頻度別に分類された年間入浴客数の推移と2025年までの構成比・成長率を示す表

毎年3月7日に発表される「日本のサウナ実態レポート」(一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所による)データからの考察、前回の記事では弊社が感じている市場の実態とは異なるところがある、という感想を途中まで書きました。

もう少しデータを読み込んでみましょう。

この調査では、月に4回以上(つまり週1以上のペースで)利用する人を「ヘビーサウナー」、月に1回~3回の人を「ミドルサウナー」、年に1回~数回の人を「ライトサウナー」と分類しています。アンケートではもう少し細かく分類した来店頻度を尋ねていて、1万人の回答割合から、サウナ愛好家数を割り出すという手法です。

インターネット調査のサンプル1万人がどのように抽出されたのかまでは分かりませんが、分からないことを詮索してもしかたがありません。

しかし、この来店頻度から、年間の入浴客数を計算することができます。

「年1回」と答えている人は、どこかの温浴施設で1人のお客様になったと考えられます。

「2~3ヶ月に1回程度」と答えている人は、2ヶ月だったらどこかの温浴施設で年に6回お客様になったということです。3ヶ月は年に4回。間をとれば年に5回です。

そして「月に15回以上」というスーパーヘビーユーザーは、少なくとも1日おきに年間180回サウナ入浴し、もしかすると毎日で年間に365回サウナに入っている人もいるのかも知れません。この間をとると年に270回。

このようにして同調査が推計するサウナ愛好家数がどれだけ温浴施設のお客様になっているのかを計算してみると…


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注目の業界ニュース

【パナソニック開発「ととのう風」、サウナ施設で実証開始】
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2505/06/news004.html
パナソニックの空質空調社が開発した「ととのう風」は、自然の風のゆらぎを再現した気流デバイス。昨年8月よりHUBHUB御徒町、9月からは大磯プリンスホテルのスパ施設で実証実験が行われています。
屋久島の風をモデルにした1/fゆらぎを再現し、密閉空間にも対応可能とのこと。
外気浴スペースが確保しできない施設においても、快適な休憩環境の演出が期待できる製品です。

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