
最近お手伝いしている施設の現場での話ですが、「改善と共有はセットである」ということを、改めて強く感じています。
この施設では、スタッフ全員が入っているLINEグループと、フロントに置かれた連絡ノートが、情報共有の手段として使われていました。
それまで連絡ノートは主にレジ締め作業の記録として使われており、LINEにはシフトのピンチヒッターを探すメッセージが流れる程度。
初めてそれを見たときの率直な印象は、「情報量が少なすぎないか?」という驚きでした。
温浴施設のように営業時間が長く、部門も分かれ、スタッフが入れ替わり立ち替わりの業態では、「そもそも会ったことがない同僚」がいることは珍しくありません。
だからこそ、現場で何が起きているのか、何がどう変わったのかは、言葉で残し、伝えていくことが重要なのです。
たとえば、誰かが少し工夫して物の配置を変えたとしても、それが共有されていなければ、次に入ったスタッフが「やりづらいな」と感じて元に戻してしまうことがあります。
そうなると、せっかくの改善がなかったことになり、また別の誰かが同じことをやり直す……という非効率が生まれてしまいます。
改善というのは、内容そのものよりも、それが実際に活きたかどうかのほうが重要です。どれだけ良い内容でも、伝わらなければ意味がありません。
実際、この施設でも、過去に誰かが行った工夫が、共有されなかったことで自然消滅していたケースがいくつかありました。
「それ、前も誰かやってた気がする」——そうした声が聞こえるたび、記録が残っていればもっと早く前に進めたのでは、と思わされます。
オープンからまだ日が浅いこともあり、これまでは「まずは現場を止めないこと」が最優先だったのだと思います。
ただ、運営が安定してきた今だからこそ、次のフェーズとして「改善を仕組みとして定着させること」に取り組む必要があると感じています。
そこで今は…
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