
先日、大阪市に新しく開業した「うめきた温泉 蓮」さんに行ってきました。
今年3月にできたばかりの大阪駅直結の施設です。
都会の真ん中で本格的な温泉とウェルネス体験が味わえると注目が集まっていますが、実際に訪れて強く感じたのは「軸(コンセプト)の徹底」です。
入口から出口まで、徹底して「健康」という軸で貫かれていました。
入館してすぐのところには健康増進サロンがあります。
通常の温浴施設ではあまり見ませんが、体組成や血圧などを測定できる設備が備わっていました。
オンライン健康相談ブースも併設されており、医師とのリモート相談も可能とのことです。
入浴だけでなく、その後の生活習慣改善までを見据えている点に、この施設の考え方がよく表れていると感じました。
レストランも「発酵」をテーマに据えています。
血圧対策、ダイエット、美容など目的ごとに分かれたメニューが用意されていて、食事を通じても健康に近づけるよう設計されています。
そして何より印象的だったのが浴室です。
浴槽は、血流を促進する高濃度炭酸泉、身体への負担が少ない人間工学寝湯、筋肉を弛緩させる圧力座湯、電気の刺激で体をほぐす元気風呂(電気風呂)など、健康や回復に直結するラインナップ。
特に目を引いたのが28℃の水風呂でした。昨今のサウナファンが好む「キンキンに冷えた水風呂」とは真逆の設定です。
これは医師監修の温冷交代浴を前提に、血圧に急激な負担をかけず、誰もが安心して利用できるよう考えられたものとのことでしたが、この設定を採用するのは勇気のいることだと思います。
さらに、通常はNGとされることが多いサウナパンツを履いたままの水風呂入浴ですが、ここではむしろ推奨されていました。効率的に冷却を促し、体への負担を減らすための工夫として取り入れられていたのです。
このように、すべてが「健康」という軸で統一されていました。
ここまで一貫していると、お客様は「ここに来れば必ず健康的に過ごせる」と確信できるはずです。
その確信は安心感となり、リピーターを生む大きな力になるでしょう。
当メルマガでも繰り返しお伝えしてきましたが、リピーター創出には…
注目の業界ニュース
【若者世代に広がる映画館ブーム】
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この夏、Z世代・α世代が映画館に殺到し、『国宝』や『鬼滅の刃 無限城編』などが満席を記録。SNSで口コミが広がり、従来の一過性ヒットではなく、じわじわ動員を伸ばす作品も目立っているとのこと。
料金や「スマホを触れない」時間のハードルを超えてまで求められる体験価値は、映画館ブームとサウナブームにも通じるものがありそうです。
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