個人的な話で恐縮ですが、私はかなり丈夫な方だと自負しています。

社会人になってから、体調不良で仕事を休んだことは一度もありません。もちろん、常に絶好調というわけではなく、疲労がたまったり風邪をひいたりすることもあります。しかし、それが原因で仕事をキャンセルするほどの事態になったことはありません。

インフルエンザなどで熱を出して寝込むような時も、たいてい連休中であることが多いので、気の持ちようも関係しているのかもしれません。いずれにしても、私は基本的に健康体で、医師や薬に頼ることはほとんどなく過ごしてきました。頻繁に温泉やサウナを利用する機会があったことも、健康維持に役立っていたのかもしれません。

そんな自身の感覚からすると、今の世の中の平均的な健康度は、かなり良くないのではないかと感じています。

最近、ご支援先の施設では、スタッフの欠勤による運営の混乱が頻繁に起こっています。発熱、熱中症、胃腸炎など、理由や症状は様々ですが、体調不良による欠勤でシフトが崩れてしまうことが多々あるのです。

そうなると、慌てて代理出勤できるスタッフを探したり、前の時間帯から出勤している人に延長勤務を頼んだり、最終的には店長が休みを返上して長時間労働で乗り切ることになります。

当初は、組織のモラルが低く、互いにシフトを守らなくても平気という雰囲気が蔓延しているのではないかと疑いました。しかし、個々のスタッフの働きぶりやモチベーションを見ていると、どうもそういうことではないようです。

かつて現場運営責任者として、もっと大きな組織のシフトを管理していた経験からすると、最近の体調不良による欠勤の発生率は明らかに異常に思えます。

その組織のモラルや社風の問題ではないとすると…


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