昔から「安物買いの銭失い」「安かろう悪かろう」という言葉があるように、極端に安さを求めすぎると後から大きな問題が生じ、中長期的に見ればかえって高くついてしまったということは世の常です。経営においても、目先の利益やコストダウンばかりにとらわれると本質的な価値を見失い、結果的に事業の寿命を縮めてしまうことになりかねません。
弊社が関与したある古民家再生の小規模サウナの事例を書きます。その施設の経営者は、はじめから改装にかけられる予算を決めていました。しかし実際にプランニングを進めていくと、経営者がやりたいことを実現するために必要な費用と、手持ちの予算には大きなギャップがありました。
そこで、あらゆる角度から費用を抑えるための手段を講じました。施設はなんとか経営者が思い描いていたものに近い形になりましたが、特に工事費に関しては工法や材料を徹底的に切り詰め、最も安く済む方法を選択し続けました。結果として、改装コストは工事費を面積で割ると、なんと坪あたり100万円を切るような水準を実現したのです。
とにかく自分の施設をオープンさせたいし、自分のこだわりは絶対に捨てられない。一方で予算には限りがあるため、その中でなんとかやりくりして安くできるところは限界まで安く済ませる。その情熱や考え方自体が間違っているとは言い切れません。スタートアップの時期において、コスト意識を持つことは非常に重要だからです。
しかし、モノの値段にはそれぞれ明確な理由があります。基本性能だけでなく、デザイン性、安全性、耐久性、メンテナンス性、メーカー保証、そしてブランドといった様々な要素が積み重なって、ひとつのモノに値段がつけられています。世の中にはコストパフォーマンスの良いものとそうでないものがあるのも事実ですが、基本的には極端に安いモノは、目に見えない何かの価値を犠牲にしている可能性が高いのです。
そのサウナ施設では、オープンして1年、2年と経つうちに…
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【天然温泉平和島、訪日客向けにリアルタイム翻訳システムを導入】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000106443.html
京急開発株式会社が運営する「天然温泉平和島」は、受付カウンターに大日本印刷のリアルタイム翻訳・字幕表示システムを導入。音声を最大31言語に翻訳し、透明ディスプレイに文字表示できる仕組みとのことです。羽田空港に近く訪日客の利用が多い立地特性を踏まえた環境づくりであり、多言語対応に悩む温浴施設にとって受付業務の省人化と接客品質向上を両立する一手として参考になりそうです。






