緑豊かな森林の中を流れる清らかな小川と差し込む朝日

お客様が温浴施設に求めることは多くの場合「リラックス」です。
仮にアグレッシブなアウフグースを受けた場合でも、その後の静かな休憩タイムが充実していたかどうかが満足度に直結します。

メルマガ第2800号「サウナ音楽の可能性」(2025年9月6日配信)にて、温浴施設における音楽利用の可能性について販促・マーケティングの観点から書きましたが、今回は「音」自体のリラックス効果について考えてみたいと思います。

「癒しの音(ヒーリングミュージック)」がブームになった時代があります。90年代後半に池袋東武のCDショップ「五番街」(昨年閉店)が、癒しをテーマとした売場を作って大成功したことが契機だったと記憶しています。当時はレコード会社各社が五番街でのマーケティングを意識してこぞって商品開発をしていました。

しばらくすると安価な輸入盤のシリーズの流通が増え、CDショップ以外の販売チャンネルも広がっていったので、温浴施設の売店でもヒーリングミュージックの取り扱いが結構あったのではないかと推測します。

ヒーリングミュージックのシリーズといってもジャンルの幅はかなり広く、「ワールドミュージック」「アンビエントミュージック」「オルゴール」「クラシック」「自然音」等様々。当時は「ワールドミュージック」自体も流行っていて、その代表格がハワイアンやアフリカン、バリのサウンドでした。特にバリは温浴施設のコンセプトとハマるケースが多かったでしょうから、結構使われたでしょうし、今でもBGMで流しているところは少なくありません。

いろいろな例を挙げましたが、リラックス効果を目的とした場合、最も手堅い成果が得られるサウンドはどれか?と言うなら…


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市場環境や消費者志向の違いがあるため単純比較はできませんが、同じアジアの国の最新温浴動向として、新しい付加価値づくりを考える一材料となるかもしれません。

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