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温浴ビジネス年頭所感2025(3)
今年の温浴ビジネスはどうなっていくのか?シリーズ3つ目の記事となります。
5.温浴に重要な使命
過去にも何度かご紹介している厚生労働省の人口動態速報。かつて毎月の死亡者数は10万人から13万人というペースであったところが2021年3月頃から突然増加し、それ以降は毎月11万人から17万人が亡くなるようになりました。年間の死亡者数で言うと以前は130万人台で推移してたのに2021に145万人となり、以降は160万人台にせまるというハイペースな状態が続いています。
甚大な被害をもたらした2011年の東日本大震災の死者・行方不明者が2.2万人でしたので、それと比べると年間で10倍以上の死亡者数増加が起きているということなのですが、これを社会問題とする意見をほとんど見かけないことに疑問を感じています。
いくら超高齢化社会とはいえ、死亡者数がいきなり増加するのは不自然なことで、私は日本人の健康状態を左右する何かが起きているのではないかと考えています。
また、よく知られていることですが、日本は人口当たり自殺者数が主要先進国(G7)の中で最も高い国です。精神的に苦しんでいる人も多いということであり、これも穏やかな話ではありません。
いま日本人が心身健やかに生きることが難しくなってきている…そう考えると、「温浴」が果たすべき役割はとても重要なのではないでしょうか。
だからといって、温浴による健康改善効果をもっと強調しましょうといった話ではなく、むしろ「楽しい」「気持ちいい」「リフレッシュできる」というような軽くてポジティブな価値を提供し、温浴習慣を持つ人を増やし続けることが結果として死亡者数や自殺者数を減らすことにつながるはずです。
レジャー白書2024による最新データでは、温浴への参加人口は2200万人ですから、日本人5人のうち4人は年に一度も温浴施設を利用していないということになります。コロナ禍中よりは改善しつつありますが、これからもっと温浴習慣を持つ人を増やしていきたいところであり、そこに温浴ビジネスの重要な使命があると考えています。
6.すべては人で決まる
これから温浴施設を開業しようとしている人には、「温浴施設は立地選定が重要」「事業の成否は計画段階で8割がた決まる」といったことをお伝えしています。それらのセオリーを軽視して開業すれば後から苦労することは目に見えていますので、その点を強調してお伝えしているのですが、開業後の温浴施設に対しては、それを言っても始まりません。
営業中の温浴施設の業績を向上させ、事業として成長発展させていくためには、施設の環境や運営サービスを常に改善し、集客と収益力アップのためのたゆまぬ努力を続けていかなければなりません。
私どもコンサルタントはその企業努力をサポートし、危機から脱出したり成長を加速するためのお手伝いをしているわけですが、しばらくお付き合いしていると、その会社の経営改善が順調に進みそうか、そうでないのかが分かってきます。
私どものご支援先で売上を何倍にも伸ばした成功事例がいくつもありますが、そこに立地条件や施設の良し悪しは無関係で、重要なのは…
注目の業界ニュース
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温浴施設の売店でも参考にできそうな面白い着眼点ですね。
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