温浴施設で使用される液体DPD試薬と、塩素濃度測定用のサンプルが入った試験管。

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水環境と温浴ビジネス(5)

【水環境に関する情報は知られていない】

シリーズ前回記事(4)では、排水側流量計の設置の話を書きました。下水道への排水量を計測することによって、

・排水量=上水道使用量+温泉水汲み上げ量+井戸水汲み上げ量

によるみなし請求ではなくて、

・排水量=排水側流量計数値=使用水量-消失水量

として、実際に排水した分だけの下水道使用料金の請求になれば、請求額を多少削減できる可能性があります。水を大量に使う温浴施設はこのメリットが期待できます。

また、このシリーズ(3)で書いたように、トイレや厨房の汚水は下水道へ流しつつ、浴場排水は処理して水質基準をクリアすれば雨水等と同じように自然環境への放流が可能となる可能性もあります。

既存施設の設備を改修して排水を分離しようとする場合は、トイレや厨房の排水と浴場排水が早い段階で混ざらないような排水経路となっていることが条件となります(実際に分離することが不可能なケースもありました)。

さらに、浴場排水を分離して放流できる場合、下水道料金を気にする必要がなくなりますので、源泉の能力をMAXまで使うことができます。せっかく高温の温泉を大量に湧出させる源泉能力があったとしても、下水道料金のことを考えるとそのすべてを使うことができない場合があるのです。

そうなってしまうと新鮮な温泉に入浴したい温泉ファンの期待に背くことになりますし、何よりも温泉が持つ熱エネルギーを活かすことができません。

実際に過去に携わった施設の話ですが…

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