
「温浴ビジネス」の記事一覧


難しいと言うのは簡単
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14年という時を経て、3月11日の震災報道に触発された現場の挑戦―ドラム缶風呂を被災地に届けるため、無数の困難を乗り越える試行錯誤のプロセスを振り返り、目標に向かう強い意志と実行力の重要性を改めて実感するエッセイです。

これからどうなる?個室サウナ(JAPANサウナ・スパEXPO講演録)
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この記事は、JAPANサウナ・スパEXPO2025で船橋の個室サウナ「Re:private sauna」の大根支配人から得たインサイトをまとめ、各部屋の温度管理、清潔感、そしてサウナ初心者へのウェルカム施策など、個室サウナ施設が提供する新たな体験と差別化戦略について考察しています。

温浴ビジネスと入湯税
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この記事では、温浴施設の経営戦略における「入湯税」の影響について詳述しています。新規開業時の温泉掘削や天然温泉看板の付加価値、排水先のコスト問題など、入湯税がもたらす経済的なインパクトと地域ごとに異なる規定が、施設の料金設定や採算にどのように影響するかを解説。また、経営判断が税制によって歪められるリスクに対し、業界全体での見直しの必要性にも触れています。

温浴ビジネス年頭所感2025(3)
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2025年の温浴ビジネスを展望する上で、「付帯部門の伸張」「お湯とサウナの技術進化」に続き、大きな鍵となるのは「人」です。どれだけ市場に追い風が吹き、ハードやソフトが進歩しようとも、実際に改善を実行して成果を生み出すのは現場の人材。独創性や柔軟な決断力、スピードを発揮できる企業体質を育てることが、温浴施設の成長や再生に不可欠です。マーケットはまだ伸びしろがありますが、「人」で差がつく時代が来ているという危機感を共有し、共に成長を実感できる年にしたいものです。

セオリーを踏まえて、セオリーを打ち破る
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温浴業界の成功ルールである「セオリー」を学びながらも、そこに留まらず新たな価値を生み出す時代が到来しています。アクトパスのオーソドックスな理論と、TTNEが打ち出す斬新なサウナ提案の両方を知ることで、新たな可能性が拓かれるかもしれません。サウナブームなどの追い風がある一方で、人口減少や運営コスト増など課題は山積。過去の成功モデルをただ焼き直すのではなく、セオリーを活かしつつ超える発想が、温浴ビジネスの未来に求められています。

水環境と温浴ビジネス(1)
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温浴施設を出店するなら、最も重視したいのは質の良い天然水が豊富に使える水環境です。水道料金のコスト削減だけでなく、かけ流しの温泉や水風呂は入浴時の満足度を高めます。しかし、理想的な水環境はアクセスが不便なエリアに多い傾向があります。温浴ビジネスにおいて、水環境の重要性を見落とさず、マーケット環境とバランスの取れた立地を選ぶことが大切です。今後、このシリーズで水環境についての知識を共有していきます。