株式会社アクトパス|温浴施設・温泉・サウナ事業の専門コンサルティング・プロデュース

温浴施設・温泉・サウナビジネスをトータルサポートするコンサルティング会社。アクトパスは温浴の普及と発展が社会の幸福につながると信じて、これからも温浴ビジネスの発展に尽くしてまいります。

「コスト削減」の記事一覧

舗装道路に設置された2つの排水溝の金属製格子蓋

水環境と温浴ビジネス(4)

温浴施設の水環境とビジネスについて、「下水のみなし請求」に焦点を当てて解説します。一般的に、下水道料金は上水道の使用量に基づいて請求されますが、実際の排水量と使用水量は一致しない場合があります。排水側に流量計を設置すれば、下水道料金を削減できる可能性がありますが、不正行為の懸念や設置費用の問題から、普及していない現状があります。施設運営者は、下水道料金の仕組みを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
複雑な配管が並ぶ機械室の内部構造

水環境と温浴ビジネス(3)

温浴施設の排水にかかる下水道接続義務とそのコスト負担について解説します。下水道法第10条により、公共下水道への接続が義務付けられる場合がありますが、すべての排水を下水道に流す必要は必ずしもありません。自店地域の下水道が合流式か分流式かを確認し、浴槽排水を浄化槽で処理して河川放流するなど、役所との交渉や排水設備の見直しによって、下水道料金の大幅削減が可能となるケースがあります。
デジタルサイネージに表示されたサウナ熱波のスケジュール

紙ポスターとデジタルサイネージ

デジタルサイネージの普及が進む中、温浴施設での活用方法やコンテンツ制作のポイントを解説します。紙ポスターとのコスト比較や、デザインの内製化による販促効果の最大化について考察します。
瀕死の浴室

実録・温浴事業再生の現場から(1)

温浴施設専門コンサルタントとして30年のキャリアの中で、最大の累積赤字を抱えた施設が、ついに単月黒字化を達成しました。営業損失は毎月約2000万円にも上っていましたが、運営改善による集客・単価アップの結果、客数は年間6万人から15万人へと2.5倍に増加。この黒字化は通過点に過ぎず、今後は累積赤字の解消を目指します。

冷凍ラーメンの可能性

温浴施設でのラーメン提供に新たな可能性を感じました。宅麺のような冷凍ラーメンを導入すれば、本格的な味を手軽に提供でき、設備投資も最小限で済みます。冷凍ラーメンならではのメリットが多く、今後のビジネス展開に期待が高まります。
バックヤード配管

分解しなければ分からない(2)

温浴施設の運営では、水光熱費の管理が重要です。特に上水道の請求が急増した場合、日次でのチェックが有効。ある施設では、日別の上水使用量の分析から、特定日の異常な消費を特定し、原因となる炭酸泉浴槽の目地補修前後の変化を確認。これにより、換水ローテーションの工夫や補給方法の調整によって、上水のバックアップ利用を抑制する改善策を見出しました。細かく分析し、具体的な改善策を見つけ出すことがコスト削減への鍵となります。
人件費率を下げる方法(2)

人件費率を下げる方法(2)

前回のメルマガ第2362号の記事では、 ──横浜にある一見普通のスーパー銭湯さんが売上高対人件費比率10%になっているのは、人件費を削っているのではなく、「生産性が高い」から── と書きました。 これをもうちょっと詳しくご説明します。
満天の湯

人件費率を下げる方法(1)

温浴施設の人件費率は、売上総利益に対して25%~30%が標準とされていますが、実際にはさまざまな要因によってこの比率は変動します。人件費を適切に管理し、経営の持続可能性を確保するためには、生産性の向上や効率的な人員配置が重要です。成功例として挙げられるスーパー銭湯では、人件費比率を10%まで下げることに成功していますが、これは単に人件費を削減しているのではなく、高い生産性を実現しているためです。

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