消費者態度指数202205

有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様

今日は 2022年6月2日です。

注目の業界ニュース

【乳がん経験者に温泉楽しんでもらう取り組み理解へシンポジウム】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20220530/3020011578.html
温浴業界の持続のためにも、「行きたくても行けない人」が存在しない世界を目指したいですね。この記事からは当事者しかわからない問題を考えさせられます。

消費者態度指数速報

 2020年春のコロナショック以来、何度となくお知らせしてきた消費者態度指数。

最近はコロナ報道の過熱ぶりもかなり沈静化してきたように思えるので、今はどうなっているのか、久しぶりにチェックしてみました。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html

2020年にはリーマンショック以上の急落を示していたのですが、その後アップダウンを繰り返しながらも2021年は回復傾向となり、2021年終盤にはコロナ前の水準まで戻りそうなところまで来ていました。

しかし、2022年に入ってまた下がっています。これは、ロシアとウクライナの衝突に端を発する国際情勢不安、そして日本では円安や物価上昇といった経済不安が影を落とし、消費者心理にブレーキがかかっているということです。

営業時間や移動などへの規制はなくなりましたが、まだまだ本調子には遠い、といったところです。

ところで、ここで示している消費者態度指数というのは、暮らし向き、収入の増え方、雇用環境、耐久消費財の買い時、資産価値等についての消費者意識調査を総合して指数化したものなのです。この調査の中に「物価の見通し」という項目があり、これも毎月の推移を時系列で見ることができます。

1年前の2021年5月に、「これから物価が上昇する」と答えていた人は74.2%、うち「5%以上の上昇がある」と答えた人は15.5%でした。

直近の2022年5月では、「これから物価が上昇する」と答えていた人は93.7%、うち「5%以上の上昇がある」と答えた人は54.8%でした。

既に食料品や水光熱費の値上がりが家計を直撃し、それに重なるような大手飲食チェーンの6月からの相次ぐ値上げ。今やほとんどの人が物価上昇を実感し、5%以上の大きな上昇になると考えている人も全体の半数以上となっています。

このような状況ですから、温浴施設が入浴料を改定しても誰も驚きはせず、仕方ないものと受け止めることでしょう。

ただし…

---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。

メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。

メールマガジンご購読のご案内はコチラです。

既存の温浴・サウナ施設についてのご相談 | 株式会社アクトパス

温浴・サウナ施設の新規事業についてのご相談 | 株式会社アクトパス