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今日は 2022年1月19日です。
PIZZA&SAUNA
2020年初夏の頃の話ですが、コロナ禍で仕事がほとんどストップしてしまった時期に、面白い格安古民家物件を見つけ、かなり本気でアクトパス直営のサウナ+飲食事業をやろうと考えたことがありました。
その時、サ飯として目を付けたのはビールと相性の良いピザ。どうせやるなら冷凍ではなくて、自家製の生地をピザ窯で焼こうと考え、実際にピザ窯メーカーにお邪魔して、いろいろなタイプの釜を見せてもらいました。
ピザ焼きの体験もして購入したい製品を決め、飲食メニューから事業計画まで作ったのですが、肝心のサウナ事業の部分で不動産オーナーの意向と折り合いがつかず、不動産契約には至りませんでした。
もしあのまま順調に進んでいたら、私は今頃サウナストーブとピザ窯の火の番をしていたかも知れませんから、運命とは分からないものです。
その場所は結局別の人がサウナをオープンさせることになったようです。面白い物件だったので、どんなサウナができるのか楽しみです。
ところで、その時に欲しかったピザ窯はペレット燃料を使用したものでした。モーターで自動的にペレットを釜に送り込む方式で、火力の微調整ができるのです。
木質ペレットというのは間伐材やおが屑を小さく固めた燃料で、猫砂にも使われることがありますが、資源の有効利用のためコストが安いのです。
薪ストーブほどダイナミックな炎を見せることはできませんが、煙突が簡易なもので済み、煙や灰の量が少なく、かなり扱いやすいと言えます。
直火の釜で作るピザは、小麦粉や酵母などにごく普通の材料を使っていても、ガスオープンや電子レンジとは比較にならないほど美味しく焼き上がります。
あっという間に焼けますし、その焼き立ての味を知って、一緒にピザ焼き体験をした米澤さん(浴場市場社長)と「店で出すならもうこれしかない!」と興奮したものです。
いっそのこと、いろいろと面倒なサウナはやめて、都市部の小さな物件を借りてこのピザ窯でピザ専門のテイクアウト&デリバリーをやった方がいいかも、とすら思ったくらいです。実際に進んでいたら今頃はバイクでピザの配達をしていたかも知れませんから、運命とは分からないものです。
その後、日本中でサウナイベントが開催されたりアウトドアサウナが開業するようになり、薪ストーブのサウナを体験できる機会も増えました。
サウナ室の中で薪の炎を眺めながらいつも思うのは、「やっぱり薪の炎は良いな。でも人件費や安全性、安定制御を考えると、常時営業する施設が薪を導入するのはかなりの覚悟がいる…」ということです。
そこで思い出したのが…
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