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今日は 2022年6月3日です。
注目の業界ニュース
【琵琶湖岸でサウナイベント 滋賀県のものを使い地方創生も】
https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/2300/
サウナ×地方創生に関するニュースが、ゴールでウィークを過ぎてから少しずつではありますが確実に増加しています。
施設写真の撮り方
先日メルマガ第1843号「デザイン力をつける」(2022年5月21日執筆)で、画像検索が存在感を増している、という話を書きましたが、デザインのベースとなる写真のクオリティが上げられるとさらに効果的です。
宣伝用の写真は、予算をとってプロのカメラマンに頼めば間違いありませんが、発信の頻度が高いブログやSNSくらいは、自前で上手に撮れるようになる必要があります。
料理や小物の撮り方は巷に情報が溢れていますので、今回は浴室やサウナ室、休憩スペースなど、施設周りの写真の撮り方のコツを、フォトグラファーの肩書も持つ私がお伝えしたいと思います。
施設写真のポイントは、「奥行きのある」「歪みのない」写真を撮ることです。
カメラのレンズは人間の瞳を模して作られています。
人の目には、対象と距離があるほど、全体が均一に見えるようになり、逆に近ければ近いほど被写体に目が行き、周りはぼんやりとしていきます。
ポートレート(人物の撮影)で、距離があってもあえて背景をぼかす撮り方が人気ですが、これはカメラならではの表現、人の目をデフォルメしたものです。
人の目とイメージがズレてくると「違和感」に繋がります。
つまり、先のぼかしはそれをうまく使った手法なのですが、販促目的で建物・施設を撮る場合は、逆に空間を正確に伝える必要があり、こういった違和感を感じさせないことの方が大事になります。
皆さんが施設内を撮る時、出来るだけ広く見せる為にズームの倍率を下げて撮ると思います。その場合に使われる広角レンズのカーブは急角度なので、視界の端(レンズの端)の方に行くほど歪みが生じます。
これは機械が人の瞳に及ばないところです。
歪みやぼかしはいち表現方法としてはありですか、建物を撮る場合、あまり良くない違和感に結びつくことが多いのです。
ここまでのポイントを踏まえて、写真の撮り方のコツをまとめてみます…