有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様
今日は 2022年4月13日です。
毎日サウナの衝撃
昨日は温浴業界でご活躍中の方々4名と一緒に、注目施設のニュースが相次ぐ群馬エリアの温浴施設を視察に行きました。
目指す施設は、再生オープンした公共温浴施設2軒とスーパー銭湯1軒、そして新規開業の小規模サウナ1軒。
視察グループのメンバーは全員私よりも歳はお若いのですが、それぞれの分野でご活躍されている優秀な方々でしたので、失礼のないようにシャツにジャケットという服装で行ったのは私の判断ミスでした。
皆さん風呂に入る気満々で、気温も暖かかったので全員Tシャツにゆるパンといういで立ち。脱衣室では秒で裸になり、あっという間に浴室に向かっていきます。温浴のプロを自認している私が、毎回もたもた着替えてビリになるというという屈辱的な経験をしました。
調査の時は1日10軒の温浴施設で入浴することもあるので、自分も着替えは早い方だと思っていたのですが、一切の無駄をそぎ落として目的に向かう姿勢で、初めから負けていました。
リベンジの機会があれば、次は靴下なしで挑みたいと思います。
視察で回った施設はいずれも良い施設で、大変勉強になっただけでなく、入浴そのものも堪能したのですが、最も楽しめたのは先月新規開業したばかり小規模サウナ施設「毎日サウナ」でした。
https://sauna-ikitai.com/saunas/19354
元は焼肉店だった撤退物件をサウナに改装したそうで、面積は60坪くらい。建物外装はほとんど手を加えていません。
内装は完全にリノベーションされていました。
個室や貸し切りではなく、不特定多数の人が出入りするパブリック型のサウナです。
まず驚いたのは浴室のつくり。日本の温浴施設の浴室は一般的に脱衣室から入った先は水浸しになっても良いウエットゾーンとして設計されますが、ここの浴室は床がドライでドイツの温浴施設のようでした。
サウナ室は16人がゆったり座れる規模で、中央には大量のストーンに覆われた大型の薪ストーブが鎮座しています。ストーブの傍らにはセルフロウリュ用の桶が2つ。
常設のサウナで薪ストーブは珍しいので、これは期待できそうだと上段ベンチに座って薪ストーブ特有の柔らかい熱を楽しんでいました。
ベンチは座面の奥行きが深く広々としているので、胡坐や体育座りなども楽にできます。
しばらくすると代表の若林さん(ねっぱやしさん https://twitter.com/neppayashi )が薪をくべにやってきて、そのままアウフグースが始まりました。
何度か水掛けをしてタオルで扇ぐと、先ほどまでの柔らかい熱とはうって変わって暴力的な熱気に襲われます。
温浴のプロとして、途中で逃げ出すわけにはいきませんから、最後までアウフグースを見届けましたが、終わるころにはもう水風呂のことしか考えられなくなっていました。
サウナ室を出てウエットゾーンに行き、シャワーで汗を流します。スタンディングのシャワーブースが5つ、洗い場はありません。
そして木製の水風呂が2つ。円形の小さい方は水温が低く、10度以下に設定されています。
四角の大きい方は水深が1mくらいあり、4人くらいが同時に入れる規模です。こちらはちょうど良い冷たさ。
いずれの水風呂も、天井からチラーで冷やしたうたせ水が常時注がれ、かけ流しとなっています。これは贅沢。
アウフグースの熱さと水風呂の冷たさで、1セット目から幽体離脱しそうになりました。
まだ次の視察があるので、本来はあまりディープに入浴している場合ではないのですが、もう暗黙の了解で他のメンバーも2セット、3セットとサウナをむさぼっていました。
サウナ好きが作ったことがよく伝わってくる施設でした。
若林さんのお話をいろいろ聞かせてもらい、びっくりすることが…
---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。
メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。
メールマガジンご購読のご案内はコチラです。