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今日は 2022年3月30日です。
共存共栄
害虫とか益虫といった区別は、ニンゲン様が勝手に言っているだけで、本当は虫に良い虫も悪い虫もありません。善玉菌とか悪玉菌というような区別も本来的には意味がありません。
自然界は微生物から大型動物まで、多様な生き物がそれぞれの生命を全うしながらバランスをとって共存共栄しているものであり、それをニンゲン様だけの都合で駆除したりすると、バランスが崩れてしまい、後でしっぺ返しを食らうことになる。そのように理解しています。
スギ花粉症が日本人を悩ませるようになったのは、自然の森林を伐採し、木材としての成長が早く加工もしやすい杉ばかりを植林したからです。
昔は誰でも腹の中に寄生虫を飼っていて、それを免疫システムが健全に働くことによって制御していたのに、腹の虫を駆除してしまったからかえってアレルギーなどの自己免疫疾患が増えている、とも言われています。
他の生き物に少々困らされることがあっても、忌み嫌ったりいきなり排除したりするのではなく、できるだけ譲り合って共存共栄を図っていくべきなのでしょう。
ところで、自宅のマンションには共同のごみ置き場があるのですが、週に2回ある可燃ごみ(生ごみを含む)の回収日になると、カラスたちが食事にやってきます。
このカラスが厄介で、ニンゲン様を全く怖れません。近くに人がいても動ずることなくゴミ袋を破って食い散らかし、あたりにゴミを散乱させたり、やりたい放題なのです。
カラスは黄色を嫌うという俗説があり、黄色いネットをゴミ袋の山の上に被せているのですが、何の効果もありません。
市のごみ回収車も、散乱した生ごみまでは掃除してくれませんので、可燃ごみの日は回収後にいつも管理人さんがゴミ置き場を清掃していました。
カラスのせいで無駄な仕事が増えるのは申し訳ないので、何とかならないかと考え、カラスの天敵とされるトンビの鳴き声が入ったYoutube動画をスマホで再生してみたことがあるのですが、一瞬食事をやめてキョロキョロするくらいで、トンビが近くにいないことが分かるとまたゴミ漁りを始めてしまいます。
都会のネズミだって人のいる昼間は息を潜めているというのに、カラスは相当に図太い神経の持ち主のようです。
その後ネットで調べていたら、カラスがよく離着陸する場所に、釣り糸を張り巡らせるという方法を見つけました。
カラスは翼を傷つけるのを嫌うため、広げた翼に障害物が当たるような場所には近づかないという習性があるそうです。先月、またカラスが食い散らかした跡を管理人さんが掃除していたので、「カラス対策には釣り糸を張り巡らせるといいそうですよ」と教えてあげました。
管理人さんも困っていたようで、その日のうちに早速釣り糸が張られました。その後、見事にカラスたちの姿を見かけなくなりました。遠くで鳴き声は聞こえるのですが、わがマンションのごみ置き場で食事するのは諦めてくれたようです。
めでたし、めでたし。
ところで、地方の温浴施設でもこうした害虫や害獣の悩みが多いようです。暖かくなってくればまた彼らに悩まされる季節が始まります。
特に露天風呂で無防備に裸になっているお客様が、虫に刺されてしまうのは困りものです。
植栽にペパーミントやレモングラス、ローズマリーなどのハーブを植えておけば、防虫効果が期待できますし、ロウリュのアロマとしても使えます。
昨年の100事例セミナーで講師をしていただいた野田クラクションべべ―さんが言っていたのは、「蚊にはモスキートマグネット、アブにはアブキャッチャー、蜂はハチホイホイ、虫よけアロマにはミント」。長野県信濃町の大自然に囲まれたThe Saunaならではの最先端ノウハウです。
https://aqutpas.co.jp/success100video/
細い隙間から侵入してくるカメムシは…
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