ホームページを新しく作る、あるいはリニューアルする際、発注者が最も心を砕くのは「メインビジュアル」ではないでしょうか?プロのカメラマンが撮影した、湯気立ち上る美しい露天風呂や、静寂の中に光が差し込むサウナ室。こうした情緒的な写真は、施設の魅力を一瞬で伝える力を持っています。
しかし、ここに大きな「罠」が潜んでいます。画面全体をこの美しいイメージ画像だけで埋め尽くし、肝心の情報への導線が分からない。そんなデザイン優先の自己満足的なサイト設計が、実はお客様を入り口で門前払いしている可能性があるのです。
特にスマートフォンの小さな画面においては、ページを開いた瞬間にスクロールせずに目に入る範囲「ファーストビュー」の重要性は絶対的です。
ユーザーはページが表示されてからわずか数秒で、そのサイトに留まるかを決めてしまいます。この限られた時間の中で、ユーザーが求めているのは情緒よりも、自分が行く理由を裏付ける実利的な情報です。
比較検討がされやすい業態の温浴施設では、特にその傾向が強いのです。
いくら写真が美しくても、営業時間や料金、あるいは炭酸泉の有無といった自分に関係のある答えがすぐに見つからなければ、ユーザーは迷わず離脱します。
デジタル上の接客において、迷わせることは不親切そのものであり、致命的な機会損失を招くのです。
一方、ゼロクリック時代と呼ばれる今、GoogleのAIや検索エンジンもまた、このファーストビューに何が置かれているかを細かくチェックしています。
AIはページの上部にある情報を、そのサイトの最も重要なテーマであると判断します。ここにテキスト情報が乏しく、美しい画像だけが配置されていると、AIはこの施設が優れている点を正確に把握できず、検索結果での露出や引用のチャンスを逃してしまいます。
つまり、人間を迷わせるレイアウトは、AIからも評価されないということです。
では、どのようなレイアウトを優先すべきなのか…
業界関連トピック
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【舟橋村が銭湯の「一生入れます」券を発売】
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/2083615
日本一小さい村として知られる富山県舟橋村が、4月24日から村営浴場「さつきの湯」で「日本一小さい村で一生銭湯に入れる権」を限定10口・1口5千円で販売。富山県外在住者が対象で、デジタルチケットにより無制限で毎月1回入浴できる仕組み。一生というワードが話題性になるほか、13回目以降の来店で実質無料になる設計は、県外からの継続的な来店と地域の関係人口づくりの入口となる企画として参考になります。






