温浴施設のWEB販促において、まず重視しなければいけないことは、お客様にとって「情報をいかに探しやすく、伝えやすくするか」です。
WEB販促というと、SNSやメディア取材による、いわゆる「バズり」に注目が集まりがちです。
しかし、それをきっかけにお客様が来店を検討してくれても、WEB上に表示される施設の情報が不足していたり、見つけにくかったりすると、せっかくのチャンスも失ってしまいます。一時的な注目よりも基本的な情報提供の徹底が、長期的な機会損失を防ぐのです。
以前よりお伝えしている通り、Googleなどの検索エンジンの進化によって、温浴施設のホームページが見つけやすくなってきています。ホームページやGoogleビジネスプロフィールのアカウントを適切に設定していれば、近隣のユーザーによる検索で、候補店のリストに入ることは比較的容易になっています。
そこで選ばれる為に鍵となるのが、やはり施設の基本情報です。情報が不足していればマイナスに、アピールできる発信があればプラスに働きます。
最初に考えるべきは、お客様が何を欲しているか。施設の存在と概要を知ったお客様が、次に知りたいのは…
注目の業界ニュース
【「生活インフラ」から「メディア」へ進化した狛江湯の再生戦略】
https://smbiz.asahi.com/article/16171090
東京都狛江市の「狛江湯」は、3代目の改革により来客数を4～5倍に伸長。リニューアル後はカフェバーやオートロウリュサウナを併設し、サウナ料金で収益性を確保しつつ、若者や他地域の人も集う「メディア」としての銭湯を確立したとのこと。
まずは温度設定や物販など低コストな改善で「小さな成功」を積み重ね、スタッフや先代の理解を得ながら段階的に大規模な投資へ繋げるプロセスは、組織改革の手本となります。
